4人の妻を持てば、姦通を防ぐことができる 一夫一婦制が本当に可能なら娼家はないはず
2008年04月26日付 Hurriyet 紙
国内外の新聞雑誌で広く話題となった「自由な花、自由な色」のファッションショーで、イスラム社会を混乱させた既製服販売業者のムスタファ・カラドゥマン氏(51)が、3人と結婚していることが明らかになった。その後の会見でより多くのことが語られることとなる。子どもが何人いるのかは語らず、イスラム以外のすべての制度では2人以上との結婚が禁止され、道理にかなわない状態が終世、広がり、続いていくことを強調したムスタファ・カラドゥマン氏は、「もし一夫一婦制度に見込みがあったなら売春宿や娼家はなかった。合法なことが全て正しいのだろうか?」と述べた。トルコでホテルやモーテルが売春宿のように使われ、売春が行われていると語ったカラドゥマン氏は、ヒュッリイェト紙に次のように語った。
■愛という名の下に20人と関係をもっている
「あれらの女性のもとに何百人もの男性が通い、際限ない姦通が行われている。賭博場、売春の巣に対して誰からも反対の声は聞こえない。新聞で、テレビで我々が見ているように、愛という名のもとに20人から25人と関係をもっている。これにも誰からも問題視する声は上がらない。しかし誰かがアッラーが命じたような形(一夫多妻)で結婚した時は、大混乱となる。ムスリムすらも反対の声をあげる。理解不可能なことだ。聖なるコーランがこれを認めているなら、誰かが立ち上がってこの行為を禁止し、そして個人的に見下すことは、彼自身の信仰に背くことになる。
もし必要性が問われる問題なら、結婚するといい。そうすれば必要であると認めることになります。二番目、三番目の妻との結婚生活には意味があります。家の家賃を払い、子どもを教育する。そうすれば父親としてあなた方を認識します、人生はこのように続いていきます。しかし売春婦を買う者などは単なる自身の必要性を満たしているのであり、(売春婦を)ぼろきれのように捨てているのです。これは女性の人権になされる最大の無礼であり侮辱である。女性は敬意を払われるべき存在です。アッラーの世界における最も偉大な芸術作品は人間です。女性が人間を産むのである。これほど神聖な女性に対する大きな無礼が社会には存在する。
■私の本(判断のよりどころ)には預言者が存在する
それぞれが納得して結婚するのなら、他の誰かが何かを言う権利などあるだろうか?もしあなた方が法的な諸権利を行使させないとしても、(何かを言ったのなら)これに私は、私の信仰上、強く反対する。我々の信仰では強制であっても、考えられうる最後のものは離婚である。結婚は神聖なものだ。我々の預言者にも、このことで我々にしてみればさらに多くの許可をアッラーは与えた。アッラーの与えた許可を、だれも預言者の手から取り上げることはできない。もしある人がムスリムならば、預言者を知ることで十分であり、他の誰をも見る必要はない。私の本(判断のよりどころ)には預言者が存在する。法的な不安はない。
法律では「売春宿があるので働いてもよい」としている。法的に女性に許可証を与え「売春してもよい」と述べている。あなた方にとって、法律の言う「正しい」こと、合法なことはすべて正しいのですか?売春は合法です、私が言及したホテル、売春宿は合法となっています、そうでしょ?そこでは合法的に売春がされている。政府は警備員も配置したらしい、さらに護衛までも。そしてそこからの税を徴収している。彼女ら売春婦は、結局は我々の娘たちであり、子どもたちなのです。マヌクヤン(Matild Manukyan)は高額納税者であり、合法的に女性を働かせていた。この我々の娘たちに結婚する権利が失われ、仕事、食事が滞るや、許可証を与えて合法売春に引きずり込むといったことに、私の良心は痛むのです。
■最初の妻は私のために死ぬ覚悟がある
ムスタファ・カラドゥマン氏は、彼の妻たち、子供たちに関して次のように述べた。「私の子供たちの法的権利は平等だ。妻たちは私の味方です。全員別々の家に住んでいて、私は全員に同じ時間を割いている。私は子供たちを心から愛している。妻たちへの敬意は限りなく、心から感謝している。最初の妻を世界で一番愛している。彼女は私にとって世界で最も価値ある、最も優れた人物だ。私のために死ぬ覚悟があり、全く躊躇しない。私もそうである。
ショーには妻たちも来た。皆、スカーフを被っている。全身を覆う布を着ける者も、着けない者もいる。三番目の妻は具合が悪くてこられなかった。私は8人兄弟だ。離婚した者もいるが、皆、妻は1人だ。私たちは妻の望んだ生活水準を彼女たちに与えた。
最後の結婚から15年が過ぎた。子どもは14歳で、背は私を越した。私に隠し事はない。3を言う者は4を隠さない。私には3軒の家があり、3人の妻がいる。隠す理由はない。21歳の妻はいない。4人目はいないし、このようなことを考えてもいない。アッラーの御業だ、大げさに話す必要もない。しかしこの年では、考えていないと言うのが正しいだろう。」
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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:13673 )