Blue Book グループ国際絵画展、イラン、UAEに続き、日本で開催
2008年04月22日付 E'temad-e Melli 紙


 絵本作家・画家らの国際的グループBlue Bookが、今年6月16日から28日まで[日本側の情報によれば、6月18日~29日まで]、日本の東京の二つのギャラリー、「ポポタム」(西池袋)と「ファインド」(十条)で展覧会を行うことになっている。
[日本語公式ウェブサイトhttp://web.mac.com/oyi_kakanat/BLUEBOOK/Home.html]

 [イランの絵本作家・イラストレーターで]Blue Bookメンバーのひとりハサン・アーッメキャン(ハッサン・アメカン)は本紙記者に対し、「日本での展示が終了したら、韓国あるいはフランスでの展覧会が予定されている」と語った。

(中略)


 また、ハサン・アーッメキャンは、「この展示に参加している絵本作家・画家らは、各々が5作品を出展している」と話した。

 Blue Bookグループは、イラン暦昨年の冬[西暦では今年]の3月10日から20日まで、アラブ首長国連邦のシャールジャ首長国[ドバイ首長国の東隣]で展覧会を行い、大きな反響を呼んだ。

 今回の展覧会ではハサン・アーッメキャンは、フランスのエリック・ローランや、日本の田中清代、坂田季代子らの作家とともに自身のコレクションを出展する。

 この絵本作家らの国際的グループBlue Bookには、イタリア、フランス、ドイツ、日本、イラン、ハンガリー、ポルトガル、スペイン、メキシコの31名のメンバーが参加しており、イラン暦1386年の秋(西暦2007年)にイランで最初の展覧会を開催した。

 ハサン・アーッメキャンは現在、英国で出版予定の『きこりのおじいさん』や『モッラー・ナスロッディーン』[「モッラー」はイスラーム法学者を指す]、ポルトガルで出版予定の『赤いマント』、そして、イランで出版予定の『フェルドゥースィーのシャーナーメ(王書)』(チースター出版)や「モウラヴィー(ルーミー)物語」などの作品を制作中である。

 さらに、彼は、「2009年の展覧会には、アメリカ、クロアチア、スペイン、ロシア、エストニア、そしておそらくアラブ首長国連邦の作家らも参加することが決まっている」と最後に付け加えた。

 アーッメキャンは、Blue Bookグループの創設メンバーの一員として、一連の展示会開催にあたり多くの困難に直面しているようだ。これについて彼は、「様々な組織による無償援助に助けられ、この展示会をより良いものにできる」と語った。

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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:13675 )