世界の多くの地域で、5月1日のメーデーは公的な祝日として祝われているが、トルコでは集会が行われる予定の場所さえも非常に緊張している。政府筋と県知事は、タクスィムで催しをさせないと強い姿勢をみせているが、労働者組合はタクスィム広場に向かっている。タクスィム広場でとられている警備体制により、今日のイスタンブルは禁止一色の都市といった状況になるだろう。
イスタンブル県庁が許可を出さなかったにも関らず、労働者組合は5月1日、タクスィムで催しをすると主張している。革命的労働者組合連合 (DİSK)、トルコ労働組合連合(Türk-İş)、公務員退職者組合連合(KESK)の代表者たちは、共同の記者会見を行い、50万人の退職者が手にカーネーションを持って、タクスィム広場に向かうと述べた。
共同の記者会見で声明を読み上げた革命的労働者組合連合のタイフン・ギョルギュン事務局長は、政府は自分が困ったときには民主主義を訴えるが、他人の要求に対しては全てを禁止する姿勢をとっていると主張した。同氏は、挑発という主張が労働者に対する威嚇であると述べ、政府を「自分だけの民主主義」をやっていると批判した。そして、この何でも禁止するという政府の姿勢を、国際的な労働組合に説明すると発言した。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:13711 )