女性弁護士、離婚した夫の苗字使用をめぐって法廷争い
2008年05月02日付 Hurriyet 紙
アンカラで弁護士をするフィリズ・ポイラズさんは同じく弁護士である元夫の名字を名乗り続けるため、同じ名字の別の男性と再婚した。二ヶ月続いたこの再婚は、元夫のメスト・ポイラズさんが「私の名字を名乗ることは出来ない」として始めた法廷闘争を敗訴へと追いやった。
弁護士のフィリズ・ディンチェルさん(37)とメスト・ポイラズさん(37)は2007年11月8日に結婚生活にピリオドを打った。共用していた弁護士事務所を去ったフィリズ・ディンチェルさんは数メートル先に自身の事務所を構え、「弁護士フィリズ・ポイラズ」の看板を掲げた。これに関し、元夫らの間で、「名字争い」が発生した。フィリズ・ディンチェルさんは元夫の名字「ポイラズ」を名乗り続けることを望んだが、裁判所はこれを認めなかった。
フィリズ・ディンチェルさんはそれでも夫の名字を使い続けた。事務所前の看板が落書きされたことでディンチェルさんは、元夫のメスト・ポイラズさんを「私の看板を破損させた」としてアンカラ弁護士会へ不服を申し立てたが、この不服は根拠が無いと結論付けられた。ディンチェルさんはこの争いを続ける中、ハルン・ポイラズさんという名の男性と結婚した。
2007年12月14日に結婚したディンチェルさんは2月14日にハルンさんとの二ヶ月間の結婚生活に終止符を打った。元妻が「ポイラズ」という名字の男性と再婚したことを知ったメスト・ポイラズさんは、スィンジャン・共和国検察庁に申し立てを行い、フィリズ・ディンチェルさんの「ポイラズ」という名字の使用を阻止しようとした。しかしながら検察庁はフィリズ・ポイラズさんがメスト・ポイラズさんと離婚した後にハルン・ポイラズさんと結婚し、そして今は(メストさんではなく)この男性の名字を使用しているまでだとし、申し立てを退けた。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:13718 )