北イラク地域クルド政府バルザーニ議長、「トルコに対する心理的抵抗感がなくなった」
2008年05月08日付 Milliyet 紙

北イラク地域クルド政府のメスード・バルザーニ議長は、トルコとの間の心理的抵抗感がなくなり、新たにさらなる一歩がふみ出されるのを期待すると述べた。
イラク・クルド民主党(KDP)系の「クルディスタンTV」のニュースによると、バルザーニ議長は、トルコ国境近くのドゥホックという町で、彼が代表を務めるKDP党指導部を前に発言した。
バルザーニは発言の中で、イラクとクルド政府の関係と協調は良い方向に向かっていると述べた。とりわけ、北イラク地域クルド政府のネチルバン・バルザーニ首相が先週バグダッドを訪れた後、両者の間に吹いていた「冷たい風」がやんだと語った。


■喜ばしい進歩
バルザーニは次のように話した。「クルド問題を戦争ではなく、平和的政治的手段でもって解決する道を探っている。トルコが2月にクルディスタン(北イラク)に対しとった越境軍事作戦は好ましくない展開であった。我々は問題を政治的に解決するため、手助けできるように準備を進めている。首都バグダッドでトルコの使節団とクルディスタン地域政府の使節団の間で開かれた会議は有意義だった。我々の間に存在した、心理的抵抗感はなくなった。」

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( 翻訳者:百合野 愛 )
( 記事ID:13763 )