ガズヴィーンでロボカップ開催、1000人以上が参加
2008年04月15日付 Jam-e Jam 紙

 ロボカップ世界選手権は、ロボット工学や人工知能、その他の関連分野の発展を目指した国際的イベントである。ロボカップ国際委員会は情報処理能力を備えた高性能ロボットや人工知能の研究の発展のために、最先端の技術のすべてを結集し試すよう熱心に呼びかけている。ロボカップは産業社会の問題を解決するためのイノベーションの実現を目的として、〔ロボットによる〕サッカーの試合を行うことを自らの活動の中心に据えている。そして人型ロボットでチームを設立し、2050年にFIFA選抜チームに勝利することを、その最終的な目標としている。

 この目標実現へ向けて、専門家たちは同分野での世界的な発展状況を確認する手段として、「ロボカップ選手権」という名の大会を実施している。そしてこの分野で最新の経験を得ることを目的に、今年のファルヴァルディーン月15日から17日〔西暦2008年4月3日から5日〕にかけて、イランで三回目となる大会が開催されたのである。

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 アーザード大学ガズヴィーン分校にとって、今年ノウルーズ休暇は存在しなかった。特別な重要性を持つ今回の大会開催に、国内外から大勢のゲストが同大学を訪れていたためだ。

〔中略〕

 ガズヴィーン大学は今年のファルヴァルディーン月、ノウルーズ休暇に旅行を楽しんだり、家族と一緒にいたりすることよりも、何より科学の実験を愛する千人以上の人たちを迎え入れた。ロボカップ国際選手権にイランの若者たちがこのように数多く参加したことは、イランのロボット産業に急激な変化が起きていることの証しである。

 今年開催されたロボカップ国際選手権では、イスラーム・アーザード大学ガズヴィーン校に国内外から312チームが参加した。同大学はロボット工学の分野では、国内で最も豊かな経験を誇っている。

〔中略〕

 今回の大会には、国内外から511のチームが参加の用意を表明していた。チーム登録が行われた結果、最終的に312チーム、1653名が集結、それぞれ17リーグに分かれて三日間にわたり、イスラーム・アーザード大学ガズヴィーン校で競技を行った。

〔後略〕

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( 翻訳者:五味竜彦 )
( 記事ID:13780 )