レストランでの飲酒、グラスでの注文は禁止へ ボトルや缶ですることに
2008年05月13日付 Hurriyet 紙
アルコール飲料販売について取り決めをし、明日14日に施行される予定の法律第5752号は、適用のための通知が出されなかったことで、混乱が生じると見られている。
この法律は、販売時の容器を開栓しアルコール飲料を分けて販売することを禁止する。
このためレストランではラク、ワイン、ウィスキーのようなアルコール飲料を飲みたい人はそれぞれ一瓶ずつ買わなければならないことになる。法律に従わない経営者には最大1万YTL(約8600円)の罰金が科される。
アルコール飲料の販売に関する新法が人々の頭を混乱させている。業界大手にさえ完全には理解されていない今回の取り決めにより、バーやレストランでのグラスによるアルコール販売は終了となる。ドルジャワイン・マーケティングのスィベル・クトマン代表は、明日(14日)から施行される新法第5752号の条項があまり明確ではないと不服を訴え、「今回の取り決めでは、タバコとアルコール飲料に関することが同じ項に書かれている。このような状況では業界は終わりをむかえてしまう。明瞭な文章が使われるべき」と述べた。
またワイン製造者協会のジョシュクン・ギュネル会長は、今回の法律が街区にあるテケルの販売所にも適用されると主張する一方で、観光・レストラン・クラブ投資・経営者協会のバルシュ・タンセヴェル会長は、「客のテーブルに飲み物を瓶ごと置くのでしょうか」と述べた。業界大手は、適用通知によって法律の内容が明らかにされるだろう述べ、この状況では自宅以外でアルコール飲料を消費することが不可能となってしまうと話す。
■業界をつぶす
ドルジャ・ワイン・マーケティングのスィベル・クトマン代表は、取り決められた内容にはあらゆる解釈が可能な条項が含まれていると不服を訴え、次のように話した。
「今回の取り決めの最大の問題点は、アルコールとたばこが同じ条項に入れられていることです。人によってこれについて様々な解釈ができてしまう。この条項でグラス・ワインの販売が禁止となる可能性もある。ただ私にとって(この条項)は、商店で売られているたばこのことを意味している。当局者はふたつの異なる問題を、同じ条項を使って文章の最後をあいまいにしている。もしグラス・ワインの販売が35パーセントを占めていて、レストランでこれが禁止されるならば、業界にとっては避けられない最後になる可能性がある」
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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:13809 )