ふくよかな女性が多い国は? トルコ、上位15位に入らず
2008年05月16日付 Hurriyet 紙
ジュネーブを本部とする国際肥満症調査センターは、29のヨーロッパ諸国について調査が行なった。明らかになった情報によって危険が浮き彫りになった。肥満が蔓延しており、肥満病に転じている。肥満な人は病気になりやすいこと、また肥満が国の経済にも影響しているということも明らかになった。肥満は、男性にくらべ女性のほうが多い。
肥満に付随する病気によって生じる失職、治療費は等閑に付すべきものではない。センターのヴォイテク・ハイネル教授は「先進国でさえ、肥満に付随して心臓血管の病、2型糖尿病、関節痛や更にガンのような病気になる可能性にとどまらない。肥満はすでに蔓延しており、障害寿命を約9年縮めている」と述べた。
■肥満女性が多い国はイギリス
ヨーロッパで最も肥満な国が明らかになった。国際肥満調査センターが今回行なった調査におけるデータによって最も肥満とされるのはスコットランドとイギリスの女性だった。10人中6人が肥満か肥満症である。この調査によると、アメリカ人のみがイギリス人の割合を越えている。
スコットランド人とイギリス人に続いてキプロスのギリシャ人が第三位となっている。
「パスタの国」であるイタリアは、ヨーロッパの最も健康な国のひとつである。イタリア人のたった35%が肥満だ。フランス人は40%だ。最も肥満な男性が多いのはキプロスのギリシャ人で、肥満の割合は72.6%である。
トルコ人女性はトップ10リストにはランクインしていなかった。15位までのランクインにさえも入っていなかった。
■肥満度が高い15の国のランキング
1. スコットランド 59.7%
2. イギリス 58%
3. キプロスのギリシャ人 58%
4. オーストリア 53.2%
5. マルタ 51.2%
6. ドイツ 50.6%
7. ハンガリー 49.4%
8. リトアニア 48.9%
9. アイルランド 48.4%
10. ギリシャ 48.1%
11. スペイン 48%
12. ポルトガル 47.8%
13. ポーランド 47.6%
14. チェコ共和国 46%
15. ラトビア 45.6%
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:13834 )