ハラチオール教授、「費用負担するので、アルメニア関連文書史料館を公開して欲しい」
2008年05月20日付 Hurriyet 紙

トルコ歴史協会会長のユスフ・ハラチオール教授は、ボストンにあるアルメニア関連文書史料館を整理し、公開するために2000万ドルを支援することを提案した。

ハラチオール教授は、問題のこの文書史料館には、現在アナトリアに住んでいる約5万人のアルメニア人、そして1915年に実施された強制移住に関する非常に重要な文書があるということを主張した。しかしハラチオール教授のこの提案に対し、今まで在外アルメニア人からは受け入れるか拒否するか、いかなる返答も来ていない。

在外アルメニア人たちの批判に対し、一貫してトルコ擁護の姿勢をとっているトルコ歴史協会会長のユスフ・ハラチオール教授は、翻訳や文書、報告書で反撃に出た。今日までトルコに向けられた「史料を公開せよ」という呼びかけを、逆に在外アルメニア人に向けたハラチオール教授は、1915年に起きた事件に関する最も重要な文献のひとつであるボストンにあるアルメニア関連文書史料館を公開するため、無償支援金として2000万ドルを用意したことを述べた。

■誰からも声はあがらなかった

ハラチオール教授は、「タシュナク関連の史料が公開されるために2000万ドルを寄付しました。この支援金で資料館にある文書は容易に整理できるでしょう。しかしこれに誰も関心を示しませんでした」と述べた。ハラチオール教授は以下のように続けた:「ボストンにあるタシュナク関連資料は非常に重要です。今日興味をもたれている多くの問いの答えがそこにあります。私のところに取材に来た新聞記者やアメリカの下院議員に提案を明確に話しました。さらに、歴史家アラ・サラフィアンとヒルマー・カイザーにこの提案を現地にいる友人たちに伝えてくれるよう頼みました。今日までタシュナク党員たちは『私たちには資金がなく、史料を整理することは出来ません。整理することが出来ないので公開できないのです』と語ってきました。私はそのため、明確に『資金がどれほど必要であろうと、私たちが出します。資金は十分ですので史料を公開してください』と述べました。しかし声はあがりませんでした」

■この文書館は非常に重要である

在外アルメニア人は、今日までオスマン関係の史料を公開しないようにプロパガンダを行ってきたと主張するハラチオール教授は、以下のことを述べた:「1915年に起こったこと、どれくらいアルメニア人が死んだのか、どレくらいの人々が移住したかを理解したいならば、この文書はどうしても公開されなければなりません。私たちはアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、イランの史料館に行き、調査を行い、私たちの文書を集めました。私は『1915年アルメニア人たちに何が起こったのか』という問いの答えを探しています。しかし非常に重要な3つの文書館を利用することが出来ません。なぜならエレヴァン(アルメニア)とボストンにあるアルメニア関連文書史料館は閉鎖しているからです。エルサレムにあるアルメニア総主教府の文書館は特定の人にしか公開されません。私たちに対しオスマン語文書について、言いたい放題だった人たちは、これらの文書館が閉鎖されていることを知っていながら、われわれに何も言わせないのです」

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:13869 )