第8期国会が開幕:新たに国会入りした議員の横顔(1)
2008年05月27日付 E'temad-e Melli 紙
上段:左からザーレイー、コウサリー、モタッハリー、アーガー=テフラーニー、下段:左からペゼシュキヤーン、マランディー、サドル
上段:左からザーレイー、コウサリー、モタッハリー、アーガー=テフラーニー、下段:左からペゼシュキヤーン、マランディー、サドル

二人の思想家、二人の軍人

 テヘラン市民は新人議員として二人の思想家・宗教家を国会に送り込んだ。メスバーフ=ヤズディーの弟子の一人で、同師が主宰するイマーム・ホメイニー教育研究所教育学グループ学術委員のモルタザー・アーガー=テフラーニーと、アーヤトッラー・モルタザー・モタッハリーの息子にしてテヘラン大学哲学グループ学術委員、同大学神学部教授のアリー・モタッハリーの二人である。

 革命防衛隊の元司令官二人も、今後国会議員として活躍する。一人はモハンマド・(エスマーイール)・コウサリーで、「神の使徒モハンマド第27師団」司令官(1364〜1378年〔西暦1985〜1999年〕)、「ラマザーン装甲第20旅団」代行、「テヘラン革命防衛隊作戦」責任者、「南部戦線第11ガダル革命防衛隊作戦」責任者、「キャラジ革命防衛隊作戦」責任者代行、「テヘラン革命防衛隊サーロッラー駐屯地」司令官代行、「サーロッラー第1革命防衛隊」代行、「テヘラン州バスィージ地区」司令官、軍総司令部治安局長、国家安全保障評議会常任委員などを歴任した。

 もう一人はアリー・アスガル・ザーレイーで、革命防衛隊合同司令部研究局長、全国大学・教育機関教官バスィージ機構長官、イスラーム革命防衛隊電子戦部隊司令官、アフマディーネジャード高等教育問題担当顧問を歴任し、ホルダード月7日〔5月27日〕から第8期国会議員を務めることになる。

医師

 第8期国会には、二人の元保健・医療・医学教育相が議員として参加している。その一人タブリーズ・オスクー・アーザルシャフル選挙区選出で改革派のマスウード・ペゼシュキヤーンは第二期ハータミー政権時代に保健相を務めた。ただし同氏はいかなる会派にも所属する予定はないとのことであるが、国会の保健・医療委員会に入ることはほぼ確実だろう。

 もう一人はセイエド・アリーレザー・マランディーで、ハーシェミー=ラフサンジャーニー政権時代に保健相として入閣した経歴を有する。彼はまた、シャヒード・ベヘシュティー大学医学部教授、イラン新生児医療専門医師学術協会の創設者、文化革命高等評議会委員、全軍総司令部保健医療担当副本部長、イラン薬事高等評議会委員、イマーム・レザー大学付属ラザヴィー病院理事長などを歴任している。

 第8期国会にはもう一人、今回新たに国会入りした医師出身の議員がいる。セイエド・シャハーボッディーン・サドルその人である。彼は、イラン医療制度機構長官、世界ムスリム医師協会会長、医師イスラーム協会事務局長を歴任し、第4期国会及び第5期国会でもテヘラン選出の議員として活躍した。サドルはアリー・ラーリージャーニーやアフマド・タヴァッコリーと同じく、大統領選挙の候補者となった経験をもっている。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:13937 )