ヒュッリイェト紙の話題に持ち上がった、トルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)イブラヒム・シャーヒン理事長がトゥルクテレコムとアヴェア(Avea*移動通信事業業者)から賃金を受け取っていることについて、議会で議論がなされた。メフメト・アイドゥン国務大臣は、シャーヒン氏がトルコ・テレビ・ラジオ協会から6000YTL(約52万円)、トゥルクテレコムから8000YTL(約69万円)の給料を受け取っていたことを明らかにした。民主左派党(DSP)のアフメト・タン氏は、代表の給料が今後このようにトルコ・テレビ・ラジオ協会理事長の給料への指標となるよう提案をおこなった。
アイドゥン大臣は、シャーヒン理事長がトルコ・テレビ・ラジオ協会から6296リラ13クルシュ(約54万円)を受け取っていることを明らかにする一方、「他の人に関する情報はもっていない」と述べた。共和人民党(CHP)の要望に答え、トルコ大国民議会において、シャーヒン理事長の給料に関して、非公開の会議が開かれた。アイドゥン大臣は、会議後に、シャーヒン理事長がテレコムから給料を受け取っているのを明かさなかった理由を、「トゥルクテレコムは株式が市場公開された。給与取得を明かす事は法的観点から支障を生むか否かを憂慮した」と述べた。
同大臣は、シャーヒン理事長がテレコムから8000YTL(約69万円)の給与を受け取っていたことを明らかにした。また、アヴェアからはシャーヒン氏に理事長就任前から幾ばくかの支払があったが、就任後は行なっていないことを述べた。
共和人民党(CHP)のヤロヴァ選出の国会議員ムハッレム・インジェ氏は、シャーヒン氏がトルコ・テレビ・ラジオ協会のほかにもテレコム、アヴェア、ゴルフ協会運営委員会メンバーであったことから、ある財団の管財委員会のメンバーになっていたことを明らかにした。「これらの組織の中でいずれかを選ぶ必要があれば、代表はどの座に落ち着くことに決めるのだろう?」と述べた。
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( 翻訳者:近岡由紀 )
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