ラーリージャーニー、国会議長へ:第8議会の原理派議員229名中161名が支持
2008年05月26日付 Jam-e Jam 紙
【政治部】第8議会の原理派議員らが行った昨日午後の採決によって、次期国会議長選出へ向けた準備が整った。アリー・ラーリージャーニー氏は昨日、原理派議員から161票を獲得し、第8議会の議長候補に選出され、新たに発足する国会運営理事会選挙でも立法府議長職に就任するための必要票数を獲得する見込みである。
国会議員のモフセン・クーフキャン氏は本紙記者に対し、「第8議会の議員のうち、原理派議員計226名が昨日午後開かれた会議に参加した」と語った。
〔中略〕
今回の投票には〔会議に出席した226名中〕217名の議員が参加し、そのうちアリー・ラーリージャーニー氏は161票を獲得して、原理派推薦の第8期国会議長候補に選出された。
ゴラームアリー・ハッダード=アーデル氏〔前国会議長〕はこの投票で50票を獲得し、7票は白票であった。
原理派内での取り決めにより、まもなく開催される第8期国会運営理事会選挙において、ゴラームアリー・ハッダード=アーデル氏はアリー・ラーリージャーニー氏のために、第8期国会議長候補を辞退する見込みである。
他方、国会入りを果たした改革派議員らが議長を選出する際の本投票において誰に票を投ずるのかは、依然不透明である。しかし改革派は国会少数派に位置しているため、同派の意中の人物を国会議長に選出することは不可能である。
国会議員の多くは、アリー・ラーリージャーニーが国会議長に選出されれば、立法府としての国会の立場はより強力、かつより一貫したものになるだろうと予測している。
アリー・ラーリージャーニー氏は
モタッハリー師の娘婿であり、イラン国営放送の総裁を10年間経験し、さらに国家安全保障最高評議会書記も務めた。
同氏が国家安全保障最高評議会事務局の責任者として活躍していた時期、イランと国際原子力機関(IAEA)の協力関係は拡大し、イランに対する国際原子力機関の疑問の解決や、イラン核問題に存在する多くの曖昧さの解消につながった。
バーホナル氏、国会副議長候補に選出される
その一方で、第8議会の原理派の理事は、モハンマド・レザー・バーホナルが112票を獲得し、第8期国会副議長として、国会の公開本会議の場に推薦されることが決まったことを明らかにした。
〔後略〕
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( 翻訳者:大場麻子 )
( 記事ID:14006 )