1923年の精神は残念ながら継続していない:宗務庁副長官の言
2008年06月09日付 Hurriyet 紙
宗務庁のシェヴキ・アイドゥン副長官は、トルコにおけるイスラーム認識、宗教概念について、深刻な知識不足にあると述べた。アイドゥン副長官は、宗教についての無知は、単に一般の人々だけでなく、知識人も同様に宗教について無知であると述べ、これがトルコ特有の状態であると主張した。
同副長官は、最近では教師とイマームという反意語が話題とされていることを指摘し、これがとても危険な結果を生み出す可能性があると述べた。またアイドゥン副長官は、共和国を設立した精神がいかなるときも宗教を隅に追いやって前に進もうと意図したものではなかったと語り、次のようにつづけた。
「共和国の建国者たちは、『宗教を正しく健全に理解し、時代を正しく把握し、そしてそれによって宗教を教えることができる宗務官を養成しよう』と言ったのですが、残念なことに、こうして築き始められた基礎の上にこの件は継続されませんでした。神学部、イマーム・ハティプ学校は閉鎖されました。教師の養成は続けられる一方で、宗務官の養成活動は終えられてしまいました。このことは、宗務官の仕事を無教育と知識不足に追いやったといえます。私たちは宗教を何年もの間、知識不足のままにしてきたのです」
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:14032 )