大学に受かっても楽じゃない―「大卒者5人に1人が失業」レポート
2008年06月15日付 Milliyet 紙

今日、大学入試に汗を流している若者は、大学を出ても仕事をみつけるという試練に直面することになる。

アンカラ商工会議所(ATO)の「高等教育と就職」とのタイトルの報告書によれば、高等教育機関の卒業生の5人に1人が「失業中」である。仕事を得る希望を失って仕事探しをやめた者も含めた「無職」の割合は36パーセントに達している。

トルコ統計機構(TÜİK)のデータを利用して作成されたアンカラ商工会議所(ATO)の報告書によれば、トルコ共和国の20-24歳の年齢層(グループ)には、兵役に就いている者たちと病院および刑務所にいる者たちを除き、51万人の高等教育機関を卒業した若者がいる。この若者のうち28万1千人が働いているだけで、4万4千人が大学院や、外国語、職業教育のような諸種の民間学校で勉強を続けており、残りの18万5千人の若者が「無職」の状態に置かれている。

「無職」の若者の中には、「失業者」のほか、仕事を見つける希望を失ったために求職しない者たち、40時間より少ない労働しかしない者たち、収入の少なさによって、あるいはまた、今の自分の仕事に満足できないといった理由によって、就いている仕事を変えることを望む人たち、あるいは、二つ目の仕事を探すものも含まれている。

「失業中」の若者は、10万9千人で高等教育機関を卒業した若者の21パーセントを構成している。

■女性の方がより失業率高い
20-24歳の間の若者の失業率は19.9パーセントで (国)全体の失業率を10%上回っている。若者の失業は、高等教育修了者のうちでは、28パーセントに達する。高等教育機関を卒業した若い女性の間での失業率は、30.4パーセントの水準となっている。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:14072 )