ガガウズ自治区(モルドバ)訪問中の共和民主党議員、ギュレン系の学校でイスラム探索
2008年06月15日付 Yeni Safak 紙

キュルシャド・トゥズメン国務大臣とともにモルドバを訪れた共和人民党(CHP)のエシュレフ・カライブラヒム議員は、トルコ人学校に入ることにためらいを見せた。校庭で待つことを望んだカライブラヒム議員は、キリスト教徒の生徒たちに「あなたたちは礼拝をさせられているか」と尋ねた。

キュルシャド・トゥズメン国務大臣とともにモルドバを訪れる代表団に加わったCHP議員が、(訪問先の学校で、世俗主義に忠実に)相も変わらぬ(信仰)調査に乗り出した。CHPのギレスン選出のエシェルフ・カライブラヒム議員は、この調査をガガウズ・トルコ人の住むガガウズ自治区でおこない、キリスト教徒のトルコ人学校でキリスト教徒の生徒たちに「あなたたちは無理に礼拝をさせられていませんか」と(的外れなことを)尋ねた。

■学校に入らず密偵行為

モルドバ訪問ではトゥズメン大臣に公正発展党(AKP)のメヴリュト・アクギュル議員、ムハッレム・ジャンダン議員、CHPのエシェルフ・カライブラヒム議員、民族主義者行動党(MHP)のアリ・ウズヌルマク議員が同行した。1993年にフェトフッラー・ギュレン・グループによって設立されたオリザント・トルコ人学校をトルコ代表団は訪問し、それまで現地でのあらゆる調査を主導していたカライブラヒム議員とウズヌルマク議員は、今回は学校の外で残ることを希望した。テュズマン大臣がトルコ人学校の中でトゥルガイ・セリキ理事長とドゥルムシュ・ムスル校長から話を聞く一方、カライブラヒム議員は学校の外で学校について密偵のように情報を集めた。

CHPのカライブラヒム議員は、ここのトルコ人学校でとてもよくトルコ語会話を学んでいる子供たちに友好的に接し、学校がどのような教育をしているかを尋ねた。カライブラヒム議員は、子供たちに特に宗教教育でなにか強制があるかを質問した。子供たちが学校で宗教教育はないと言うと、カライブラヒム議員は、次は「夜に礼拝をさせられているか」と尋ねた。子供たちが質問を理解できなかったので、カライブラヒム議員は次に宗教を尋ねた。カライブラヒム議員は子供たちがキリスト教徒であることを知り驚いた。

■同じ写真に入ることを望まなかった

トルコ代表団は学校を出るとき生徒たちと記念写真を撮った。しかし門の前にいたカライブラヒム議員トウズヌルマク議員は同じ写真に入らないようにしていた。撮影場所から離れたカライブラヒム議員に、トゥズメン大臣は、「どこでもポーズをとるのに、なぜここにはいないのか」と言った。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:14073 )