アタテュルクの写真をかかげ卒業証書―ギュル大統領臨席のビルケント大卒業式
2008年06月18日付 Radikal 紙

アブドゥッラー・ギュル大統領は、ビルケント大学の卒業式に出席した。

ギュル大統領、ビルケント大学創立者のイフサン・ドーラマジュ教授、大統領首席秘書官ムサタファ・イセン、アンカラ市長ケマル・オナルと、卒業生の父兄や来賓らが出席してビルケント・オデオンホールで執り行われた卒業式で、2007-2008学年度に大学を卒業する1,700名の生徒に卒業証書が授与された。

ギュル大統領は、卒業式でのスピーチを、卒業生への祝福の言葉ではじめた。ギュル大統領は「トルコの最もすばらしい大学のひとつを卒業する、あなた方若者の前途が明るいものになることを祈ります。本当の意味での戦いはこれから始まります。しかし、大学は最良の形であなた方を育ててくれました。これによって、あなた方は有利な形でスタートできるのです」と述べた。卒業生の成功を祈ったギュル大統領は、イフサン・ドーラマジュ氏をはじめとする功労者に対し、「トルコにこのような大学を、さらに教育と科学の都市を」もたらしたことに感謝した。

ギュル大統領は学部と大学院の首席卒業生に、賞と卒業証書を授与した。続いて「2008年教育功労者賞」受賞者であるセリム・アクテュルク教授、アブドゥッラー・アタラル教授、アレヴ・チュナル講師、マリーヘンリエット・ゲイツ准教授、アリ・アイドゥン・セルチュク講師らもギュル大統領から賞を手渡された。

ビルケント大学学長のアリ・ドーラマジュ教授は卒業式でのスピーチにおいて、卒業生を信頼していると述べ、「アタテュルクが我々に委ねた共和国という土台に、近代文明の水準に達するため、それぞれの世代は、常に前の世代が作ったものより、よりよい建造物をつくるのです」と続けた。

ドーラマジュ学長のこの言葉を受けて、卒業生たちは立ち上がってアタテュルクの写真を掲げた。学長のスピーチの後には生徒と父兄からの拍手が長く続いた。

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( 翻訳者:林田紀子 )
( 記事ID:14098 )