トルコ国旗の売り上げ急増
2008年06月23日付 Hurriyet 紙

サッカー欧州選手権でのトルコ代表チームの活躍は、トルコ国旗を製造する業者にとって都合の良いものとなった。トルコ代表チームの欧州選手権2008での試合時には200万本、300万新トルコリラ(約2億7千万円)の国旗が販売される一方で、製造業者は決勝戦を切望している。トルコ代表チームが驚いたことに準決勝に残ったため販売数が増えた国旗業者は、決勝への進出で在庫不足になるのではと心配している。移民労働者が住む国々であるドイツをはじめ、ベルギー、そしてフランスからもトルコ国旗の注文がきている。

■販売は50%増加

国旗製造業者であるバフチヴァンバイラック社のニハト・バフチヴァン社長は、トルコ代表チームのサッカー欧州選手権での活躍は、300万新トルコリラ(約2億7千万円)のトルコ国旗の販売をもたらしたと語り、次のように続けた。「準決勝が行われる水曜日まで、トルコ国旗の販売は50パーセントの増加を示します。トルコ代表チームが決勝戦に残ることになれば、在庫は足りなくなります」

■移民労働者も国旗購入希望

バフチヴァン社長は、国旗製造業者としては、代表チームのこのような活躍を期待していなかったが、ワールドカップの際の活躍があったため、比較的準備をしていた状態だったと述べ、トルコ各地から注文が殺到し、自治体や県庁も市民に無料で旗を配るために大型注文をしたと強調した。同氏は、サッカー試合 の前にヨーロッパで暮らす移民労働者からもたくさんの注文が寄せられたこと、そしてドイツをはじめ、ベルギー、フランスといった国々にも旗を送ったことを明らかにした。

■活躍が需要を増やす

バフチヴァン社長は、トルコにおける国旗業界についてもその規模に関して説明をし、業界の年間実績が1000万新トルコリラ(約8億9千万)、1200万本であることを伝えた。国民の祝日や集会などでトルコ国旗が最も売れることに言及したバフチヴァン社長は、サッカーのトルコ代表チームの活躍も国旗販売を増やした重要な要因であると述べた。

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( 翻訳者:ゼキエ・トスン・バイクル )
( 記事ID:14136 )