退蔵されていた紅茶20トンをケルマーンシャーで発見・押収
2008年06月09日付 Jam-e Jam 紙
【地方部】ケルマーンシャー州の商業局検査監督副局長は、「当局の検査官がケルマーンシャーの卸売り店、及び小売店を検査したところ、この町で退蔵されていた紅茶20トンを発見し押収した」と述べた。
ハーシェム・ピーラーヤンデ氏はメフル通信に対し、次のように述べた。「紅茶の価格高騰のうわさが広まり、人々が紅茶の購入に殺到していることに目を付け、不当に利益を得ようとしていた一部の業者が紅茶を買占め、高値で売りさばいていた。この問題に対し、ケルマーンシャー商業局検査官たちは、紅茶の流通と価格に対する監督をこれまで以上に厳しく行うと同時に、退蔵業者への取り締まりを行うことになった」。
同氏はその上で、「このような事情から、商業局の検査官たちはこの数日間、ケルマーンシャーの卸売り店と小売店を検査し、違反業者ならびに退蔵業者たちを特定した結果、20トンの紅茶を発見・押収し、違反者に罰金を課した」と付け加えた。
ピーラーヤンデ氏は紅茶価格は全く変わっていないと強調し、次のように指摘した。「この数日間に、以前より高い価格で紅茶を購入したケルマーンシャー市民は誰でも、当局に問い合わせ、違反業者に対して過払い分の返還請求を申し立てることができる。それと同時に、違反業者に対しては法律上の処分が下されることになるであろう」。
〔中略〕
イーラーム州の紅茶市場、通常通りに
他方、対策を講じたことにより、イーラーム州の紅茶市場は平常通りの状態に戻っている。
イーラーム州商業局のモハンマドレザー・アリー・ラフミー副局長はこの件に関して、ファールス通信に「この数日間というもの、この食料品の売買をめぐってイーラームの各家庭は、心配や不安を抱えるようになっていた」と述べた上で、さらに「現在、イーラームの紅茶市場は平常通りの状態に戻っており、イーラーム市民は合法的な価格で商店にて必要な分の紅茶を購入することができる」と付け加えた。
〔中略〕
数日前、イーラームの一部の町において、紅茶の価格が2万トマーン〔約2300円〕にまで値上がりしていた。
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( 翻訳者:大場麻子 )
( 記事ID:14138 )