アゴス新聞総編集長フラント・ディンク氏の殺害事件に関して継続している第6回目の審問は、傍聴人とメディアに公開して実施される。殺人容疑をかけられている少年O.S.は2008年6月18日時点で18歳を満了したため、メディア関係者と傍聴人は審問を傍聴することができる予定だ。
今日(7日)に行われる審問に対し、国内外のメディアが大きな関心を示すことが期待されている。
フラント・ディンク氏殺害事件に関してイスタンブル第14重罪裁判所は、少年O.S.が18歳未満であるという理由により、刑事訴訟法の第185条に従って、審問を非公開で実施すると決定した。そのため、傍聴人や取材記者たちは法廷内に立ち入ることができなかった。
しかし、少年O.S.が18歳を満了後、以前の審問に立ち入れなかった取材記者や傍聴人たちは、問題の審問を傍聴するため法廷内への入室が許可される。約1週間もの間、エルゲネコン捜査のため、史上最も多忙な日々を過ごしているベシクタシュにあるイスタンブル裁判所では、ディンク氏の訴訟をメディアや傍聴人に公開することで、この混乱にさらなる拍車をかけることになる。
殺人の罪に問われた少年O.S.は、18歳以下であることが考慮に入れられ、「フラント・ディンク氏殺害」の罪により18年以上24年以下の禁固刑と、さらには「テロ組織の構成員となったこと」や「無許可での武器携帯」罪により8年半以上18年以下の禁固が求刑されている。少年O.S.は、起訴状の中で、この罪により合計26年半以上、42年以下の禁固が求刑された。その起訴状ではまた、その他の18人の容疑者についても、7年半から最高では刑を重くされ終身刑までの間での禁固刑で罰せられることが求められている。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
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