何世紀にも渡る伝統が織物のモチーフの中に息づいている
2008年07月14日付 Radikal 紙

オスマニイェ県カディルリ郡カラテペ村で、37年間織り続けられている植物の根で染めたカラテペキリムは、トルコ文化の軌跡を維持する中、少女たちの思いを代弁する役目も果たしている。クズユスフル・カラテペ発展協同組合のジェンギズ・ジャフリ会長は、37年間織り続けられている根染めのカラテペキリムが、生産地のカラテペを世界に紹介したと述べた。

同氏はまた、10種類のモチーフがトルコ特許庁(TPE)によって登録されたキリムが、国内の買い手と同じぐらい海外の買い手たちの関心を集めていることを述べ、「天然の羊毛と植物の根で作った染料を使って編まれたキリムを、アメリカやイギリス、フランス、ドイツ、日本、オランダ、ギリシャ、クウェート、そして北キプロス・トルコ共和国へ輸出しています」と述べた。

キリムは、人々の収入源の一部である一方で、地域文化の紹介や観光事業にも大きく貢献しているとし、以下のように続けた。

「カラテペ村の265の世帯の内175の世帯で月に約400平方メートルのキリムが織られています。私たちが村に建てた施設としては、天然染料の作業場や、4つの染料釜と織場があります。糸は、ザクロやオレンジ、クルミといった様々な植物の皮を使って染めています。生産においては、村の人々と共にアダナやメルスィン、オスマニイェ、カフラマンマラシュ、ガーズィアンテプ、カイセリなど各地から来た若い女性たちも働いています。彼女たちは滞在している間、施設の横に建てた宿舎で生活しています。オスマニイェ県の小さな郡の一つであるスンバスと、ハサンベイリ郡のカライートリ村でも、生産が行われています。農業で手にした収入では満足な生活を送れない様々な年齢の女性たちが、農作業代わりに、各自の家で自ら作った織り機でキリムを織ることを選択しています。」

● モチーフの言葉

ジャフリ会長は、全てのモチーフがそれぞれ異なったメッセージとして織られているカラテペキリムが、科学技術の進化にも関わらず、昔と同じ台で、同じ思いで織られ、科学技術に真っ向から挑戦していると述べた。

また同氏は、『階段状』、『ライオンの頭』、『チェック柄』、『鎖型』、『櫛型』、『恋人とめぐり合う』、『星型』、『羊の首』、『好きになって巡る』、『セイメン柄』、『泡状』といった名称のモチーフを使って織られるキリムは、遊牧民のユルックやトゥルクメン、アヴシャール族でもそうであるように、織り手の思いや期待、希望を代弁していると述べ、更に以下のように続けた。

「若い女性たちは、昔は家族の年長者たちや周囲の人々へ思いを表現することが難しく、このために気持ちをモチーフを使って表し、(今も)同じ気持ちで伝統を維持しています。例えば、『泡状のモチーフ』は、若い女性が家族に結婚を望むメッセージを伝え、『櫛型』のモチーフは規則正しい生活に憧れる女性が織ります。『羊の首』のモチーフは、力強い男性との結婚を望む若い女性の希望を表しています。」

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:14287 )