イスマイル・カラ教授:「シェリフ・マルディンは芸術をやっている、ナンセンスだ」
2008年07月14日付 Zaman 紙
イスマイル・カラ教授は「トルコで宗教と無関係のことなどひとつもない」と語っている。同氏は30年間の研究成果として出版した著書(*)において、トルコに存在するイスラーム問題を、時折厳しい調子を交えながらではあるが考察した。
マルマラ大学神学部教授であるイスマイル・カラ博士は、『アクシオン』誌上の記事でシェリフ・マルディンをも辛らつな言葉で批判している。
以下、カラ教授がシェリフ・マルディンに関して述べたことである:
質問者:イマーム[礼拝の導師]と教師の間に問題はありますか?シェリフ・マルディンが述べているような意味で。
カラ:シェリフ・マルディンが述べたことは全く芸術的で[学問的ではなく]、シェリフ・ベイは老いたのです、ナンセンスです。この発言がそのまま使われることを望んでいます。若い頃はもっと洗練された仕事を行っていました。しかし、宗教問題が知識人たちに十分に理解されなかったために、先生[マルディン]がまた重要なことを言ったと彼らは思ったわけです。
ナクシュバンディー教団に関する論文も悲惨なものでした。彼はおよそ10年間ナクシュバンディーに関して書いていますが、ひどいですね。
質問者:知識人たちが宗教との間に距離を置いたことが発端となっています、結局のところ。
カラ:これはまさに企てなのです。目下トルコで宗教、敬虔さ、スカーフ問題について世論調査を行う政治学の教授たちは、金曜礼拝が集団で行われることが義務であることを知りません。これが問題なのです。しかしながら、私たちの日常生活でそれほど信じがたい出来事が起きているのですから、本質的な問題を議論する時間は残されていないのです。シェリフ・マルディンを始めとして皆が磨耗しています。
*Cumhuriyet Türkiyesi’nde Bir Mesele Olarak İslam
Kara, İsmail
Dergâh Yayınları
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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:14290 )