ドイツ人登山客、解放
2008年07月21日付 Yeni Safak 紙
PKKのテロリストたちが、7月8日にアララト山の3200メートル地点でキャンプをしていたところを誘拐したドイツ人登山家ラルス・ホルガー・レネさん、マルティン・ゲオルクさん、ヘルムート・ヨハンさんを昨日(20日)の正午頃に解放した。登山家たちの健康状態は良好だと発表された。
登山家の解放を受けて記者会見を行ったアール県知事メフメト・チェティンは、軍がとった厳しい警戒網を通り抜けられなくなったテロ組織PKKのメンバーたちが7月8日夜、アララト山のキャンプから誘拐した3人のドイツ人登山家を解放せざるを得なくなったと述べた。PKKのメンバー達が、かなり近くまで周囲を包囲されたことに気付いたことで、12日間人質として捕らえていた登山家をある丘に置き去りにして逃げたことが分かった。軍は丘にいた登山家たちを、ドウバヤズィトに連れて来た。
■身柄引き渡し
ドウバヤズィト郡の軍警察指令局に連れてこられ、メディカルチェックを受けた登山家は、アウルで待機していたドイツ人派遣団に引き渡された。アリ・ババジャン外相も、ドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイアー外相に電話をし、誘拐されたドイツ人の登山家がトルコ当局の保護下にあり、健康状態も良いと伝えた。ドイツメディアは、登山家たちが解放されたことを、フラッシュニュースとして伝えた。ドイチェ・ヴェレ放送局は、フランク・ヴァルター・シュタインマイアー外相が3人の登山家の解放の見返りとして、政策変更をするようにとの要求を拒否したこ注目させている。
■メルケル首相から感謝
ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、テロ組織PKKによって誘拐されたドイツ人登山家が救助されたことについて「安心した」と述べた。メルケルは、行った会見で、「登山家解放に協力してくださった皆様に感謝します」と述べた。この問題に関して、アリ・ババジャン外相と話したと述べたドイツのフランク・ ヴァルター・シュタインマイアー外相も、3人の登山家救助に示された尽力に対して、トルコ当局に謝意を表した。
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( 翻訳者:新井慧 )
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