「鉄道シルクロード」プロジェクト、大きな一歩ふみだす
2008年07月24日付 Yeni Safak 紙
アブドゥッラー・ギュル大統領は、BTK(バクー=トビリシ=カルス)鉄道プロジェクトによって、歴史的なシルクロードが再び活気を取り戻すと述べた。そしてプロジェクトはコーカサス地方の平和と安定に貢献し、良好な隣国関係を望むことを表明するすべての国々に開かれていると語った。
BTK鉄道プロジェクトのトルコ国内部分の着工式典が、ギュル大統領、グルジアのミヘイル・サーカシヴィリ大統領、アゼルバイジャンのイルハム・アアリエフ大統領が出席しカルスで催された。ギュル大統領は式典での演説で、「この幸せな日に皆さんと一緒にここにいられることは、喜ばしいこと」と語った。
■「シルクロードは再び活気付く」
ギュル大統領は、巨大プロジェクトのトルコ側部分の着工式典を実現したと述べ、「このプロジェクトは、歴史的シルクロードの復活です」と述べた。ギュル大統領は、BTK鉄道プロジェクトが単なるアゼルバイジャン、グルジア、そしてトルコを互いに結びつけるだけに終わらないと述べ、中国からロンドンまでつながるだろうと述べた。
ギュル大統領は、プロジェクトの実行はかつて不可能と見られていたと言い、3国間での会談、そして表明された政治的意思の結果、実現にこぎつけたと話した。
ギュル大統領は、「政治的意思があり、また国の指導者たちの意思が固ければ、巨大プロジェクトは実現可能なのです」と述べた。
ギュル大統領は、BTK鉄道の線路建設が完成した暁には、経済関係が大変活発になるだろうと強調し、同プロジェクトが同時に、文化的な関係も発展させるだろうと述べた。
ギュル大統領は、プロジェクトを見守っていくために、3カ国それぞれの大統領が、関係省庁の大臣を担当者に任命したと述べた。
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( 翻訳者:小野寺香織 )
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