イギリス国防省は、過去4年間に747台のノートパソコンを紛失していたことを認めた。パソコンには機密情報が含まれていた。
国防大臣デス・ブラウンは、議会に提出した書面による説明で、紛失した747台のノートパソコンのうち、たった32台しか見つかっていないことを述べた。ブラウン大臣の説明は、イギリス国軍閣外大臣ボブ・エインスワースが121枚のメモリーカードが紛失したという旨の発表を行った後、行われた。政府を再度、非難した自由民主党所属のサラ・テーザー議員は、行った会見で、「この事件は、機密情報の保持において現政府は信用に足らないことを示している。機密情報が中に含まれた国防省のこうした機材の紛失は、考えるだけで恐ろしい」と話した。
今年1月にも国防省は、王立海軍に属する、60万人の個人情報の入ったノートパソコンの紛失を発表し、政府が長期にわたって批判される原因となっていた。
国防省を最も困難な状況におとしめた事件は、昨年、2500万人のイギリス人の個人情 報が中に入った2枚のCD-ROMの紛失事件であった。
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( 翻訳者:萩原絵理香 )
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