「母の日」のプレゼントの売れ筋:金、金貨、家庭用品、花、そして携帯電話も
2008年06月25日付 E'temad-e Melli 紙
【経済部】「母の日」に向け、プレゼント市場が活況を呈している。このような中、もっとも賑わいを見せているのが、家庭用品や花、そして携帯電話とともに、貴金属・金貨の市場である。
〔訳注:イランで「母の日」は、預言者ムハンマドの娘ファーティマの誕生日であるアラブ太陰暦ジャマードッサーニー月20日となっており、今年は西暦で6月25日にあたる。〕
シムカード販売業者によると、母の日には例年、様々な受信機ととともにプリペードのシムカードの販売が携帯電話市場で活況を呈するが、今年はプリペードのシムカードだけでなく、常時契約のシムカードもまた売れ行きが好調だという。
また、つとめてデジタル商品には近づこうとしない多くのイランの母親たちにとっては、貴金属や金貨も選択肢として人気だ。例年、母へのプレゼントにこれらを購入しようと考えている人も多く、これらの商品に対する〔ここ最近の〕
需要の高まりは、貴金属市場をさらに活況あるものとしている。
〔中略〕
しかし、どのプレゼント商品よりも母の日に需要が増加するのが、花市場である。この日は花市場を復活させる日であるとも、一部には言われているほどだ。ISNAが花販売関係者自身の話として報じているところによると、花の販売店の収支は通常の営業日には赤字であり、記念日や祝日に花の価格を上げることで、通常日の赤字を穴埋めしているという。
このため、通常一束1500トマーンから1700トマーン〔約170円から200円〕の白バラの価格はここ1~2日、2700トマーン〔約310円〕から3000トマーン〔約310円から350円〕に跳ね上がっており、同様に一束1000トマーンから1200トマーン〔約110円から140円〕の赤バラは現在2000トマーン〔約230円〕程度で売られている。
また、7万トマーン〔約8200円〕以下の家庭用品の人気も高くなっているという。
それによると、果物から果汁を搾るイラン製ジュース機は3万5千トマーンから5万トマーン〔約4100円から5900円〕で販売されており、ここ数日、約5%値上がりしている。同様に、5万トマーンから7万5千トマーン〔約5900円から8800円〕の価格帯の海外製ジュース機が大きな人気を集めているという。
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( 翻訳者:斉藤正道 )
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