「ガス臭があった、電気をつけたら爆発した」 コンヤの女子寮で爆発
2008年08月01日付 Zaman 紙

 コンヤのタシュケント郡バルジュラル町で倒壊した女子寮から救出された一人の生徒が、爆発の前に教師のうちの一人が「台所のガス管が外れている」と言っていたのを聞いたと話した。

 バルジュラル町で倒壊した女子寮の建物から救出された最初の生徒たちのうちのひとり、13歳のメルヴェ・アヴジュさんは初等部8年生に進級し、コンヤで暮らしていると述べた。祖父母がバルジュラル在住だと話すアヴジュさんは、学校が夏休みに入った後、コーランを学ぶため、寄宿生として寮に登録されたと述べた。

 軽いかすり傷を負ったメルヴェ・アヴジュさんは、3階建ての寮には6名の職員のほか、約50名がいたと述べた。

 アヴジュさんは今朝起きた出来事を次のように説明した。
「私たちは朝のお祈りのために起床し、私はお祈りの前に手足を洗おうと下の階へ降りました。1階から大きなガサガサという音が聞こえていました。私は寮の先生二人と一緒に台 所に入りました。すると、先生のうちの一人が『台所でガス管が外れている』と言いました。私が台所のドアの前に立っていると、先生たちは『ドアを閉めて』と言いました。私は2階 へ上がりました。寮内では特にパニックはありませんでした。むしろ生徒たちはまだベッドの中にいました。私が上の階へ上った5分後に、下から寝室へガスの臭いがし始め、直後に とても大きな爆発が起きました。爆発後、5人の友達とともに建物に残った部分にいました。1階から上階にむかって上った炎をとても近くで感じました。ドアを開けたとき、建物の半分が倒壊し、私たちがいた部分だけが残っていることを目の当たりにしました。私の上に二枚の板の破片が落ちてきました。叫びながら助けを求めました。救助に来た人が私を助けてくれました。重篤な健康被害がなかったため、病院には搬送されませんでした」

 一方で、近隣住民や役所で働く公務員らは、寮の建物にガスボンベは置かれておらず、ガス設備は常設されていたと述べた。

 倒壊した建物は、「バルジュラル講座・学校生徒支援協会」に属し、「バルジュラル女子学生寮」という名称で運営していたことが分った。寮の近くの住宅に住む目撃者は、爆発直後に事故現場へ駆けつけ、怪我を負った女の子が「ガス臭がした。電気をつけたら、爆発した」と話していたと語った。バルジュラル町長もこの情報が正しいものであると認めている。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:14411 )