エジプト製電球の36%が不良品
2008年07月20日付 Al-Ahram 紙

■ 電球の36%が光りは弱く、寿命も短い!

2008年07月20日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【カイロ:マフムード・ディヤーブ】

電球もごまかしと表示違反、消費者の権利を守るための安全条件への違反から免れていなかった。

調査の結果、国内で生産されているフィラメントにタングステンを使った照明用電球のうち36%が、明度の点でも、電球一個あたり1000時間でなければならないという寿命の点でも、規格に外れていることが明らかとなり、エジプト消費者保護センターが強い警告を発している。

 センターのムスタファー・カマール・タラバ博士は「45種類の電球について、それぞれ25個ずつを調査した。うち14種類は国内製品で、31種類は13カ国以上の外国からの輸入品であり、アジア諸国が3、ヨーロッパ諸国が10であった」と述べた。センター長のサイード・アル=アルフィー代表は「調査結果は通商産業省に報告し、生産会社に基準や規格を遵守させるに必要な措置を講じさせる」と述べ、出所の分からない電球は買わないよう消費者に求めた。

 同センターの執行局長であるハナーン・ヒラール氏は、検査対象にされた企業の製品は市場で領収書を取って購入されたもので、一社を除く全社が企画・品質管理局の優良マークを取得していなかったと強調し、「この調査によって監視体制の不備や、使用・生産の各段階での検査実施に怠慢があることが明らかとなった。調査サンプルの36%が不合格だったことは、品質評価の重要さを確信させるものだ」と述べた。

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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:14434 )