片腕が不自由なトレジくん、ハジェッテペ大学医学部へ進学
2008年08月20日付 Milliyet 紙
トレジくんは「僕が腕を失ったのは医者がいないからです。だからずーっと医者になりたいと思っていました」と話した。
ハッキャーリのユクセコヴァ郡で、片腕で羊飼いをしているイルファン・トレジくんは、ハジェッテペ大学医学部へ進学した。トレジくんは、学校が休みのあいだはユクセコヴァ郡のハジュテペで羊飼いをしながら家族の生計を助けていた。
電流に触れたことで5歳の時に片腕をなくしたと話すトレジくんは、なぜ医学部を選んだかを次のように説明した。「僕が片腕を失ったのは医者がいないからです。このため小さい頃から医者になりたいと思っていました。医者になるため一生懸命勉強しました。小学校とユクセコヴァ特別高校を首席で卒業しました。頑張って勉強した結果、ハジェッテペ大学へ進学することができたのです」
父親が農業を営みながら家族の生活をささえ、10人の兄弟がいると話すトレジくんは、貧しい自分の家族はハジェッテペ大学社会福祉学部で学ぶ兄の学業を続けさせることも困難であると語った。
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( 翻訳者:牧史織 )
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