第29回夏季オリンピックにおいてトルコは、合計金1個、銀4個、銅3個のメダルを獲得した。
トルコオリンピック選手団は、2004年にギリシャの首都アテネで開催されたオリンピックを金3個、銀3個、そして銅4個のメダルと共に終えた。
今回トルコは、12競技、68人の選手と、オリンピック参加史上、最多競技、最多選手の出場により臨んだ2008年北京大会において、1988年のソウル大会以降最少の金メダル獲得数となった。
これに対し、2008年北京大会で獲得した合計8個のメダルは、1960年ローマ大会以降、2004年アテネ大会に次ぐメダル獲得数であったことが注意を引いた。
■ 最多競技、そして最多選手の出場
トルコオリンピック選手団は、北京において陸上競技、レスリング、重量挙げ、テコンドー、ボクシング、水泳、ヨット、卓球、アーチェリー、射撃、柔道、そして自転車競技に出場した。
今大会以前、オリンピックに参加した最多競技数は、11競技の1992年バルセロナ大会であった。2004年アテネ大会ではトルコは10競技に参加した。
トルコオリンピック選手団は、2008年北京大会で過去最多の競技に出場すると同時に、過去最多の選手数で競技を競った。
68人の選手と共にメダルへ向け参加したトルコは、これ以前には1948年ロンドン大会で67人の選手と共に参加していた。2004年アテネ大会ではトルコオリンピック選手団は66人の選手から構成されていた。
■ 表彰台に上がった選手
2008年北京大会でトルコが獲得した合計8個のメダルにおいても、新たな選手名が見られる。
2004年アテネ大会で表彰台に上がったトルコの選手が北京では全くメダルに手が届かなった一方、レスリングフリースタイルでラマザン・シャーヒンが金、重量挙げでスィベル・オズカン、陸上でエルヴァン・アベイレゲッセ(2個)、テコンドーでアズィゼ・タンルクルが銀、レスリンググレコローマンスタイルでナズミ・アヴルジャ、テコンドーでセルヴェト・タゼギュル、ボクシングではヤクプ・クルチが銅メダルを獲得した。
トルコに大会で2個の銀メダルをもたらしたエルヴァン・アベイレゲッセはさらに、トルコにとってオリンピック史上、一大会で2個のメダルをもたらした初のトルコ人スポーツ選手となった。
■ 合計メダル数は82に
トルコが現在までオリンピックで獲得した合計メダル数は、2008年北京大会で82に達した。トルコは、オリンピックの歴史を通して、合計金37個、銀23個、そして銅22個のメダルを手にした。
■ オリンピックでのトルコ
オリンピックの歴史においてトルコの出場選手数と、獲得したメダルの分布以下の通りである。
開催地、出場選手数、金、銀、銅、合計メダル数の順
北京 2008 68 1 4 3 8
アテネ 2004 66 3 3 4 10
シドニー 2000 59 3 0 2 5
アトランタ 1996 54 4 1 1 6
バルセロナ 1992 47 2 2 2 6
ソウル 1988 50 1 1 0 2
ロサンゼルス 1984 48 0 0 3 3
モスクワ 1980 不参加
モントリオール 1976 30 0 0 0 0
ミュンヘン 1972 30 0 1 0 1
メキシコシティ 1968 33 2 0 0 2
東京 1964 25 2 3 1 6
ローマ 1960 55 7 2 0 9
メルボルン 1956 15 3 2 2 7
ヘルシンキ 1952 60 2 0 1 3
ロンドン 1948 67 6 4 2 12
1944年、1940年のオリンピックは第二次世界大戦のため開催されなかった。
ベルリン 1936 60 1 0 1 2
ロサンゼルス 1932 不参加
アムステルダム 1928 40 0 0 0 0
パリ 1924 40 0 0 0 0
アントワープ 1920 不参加
1916年のオリンピックは第一次世界大戦のため開催されなかった。
ストックホルム 1912 2 0 0 0 0
ロンドン 1908 特別招待によりトルコ人選手は一人が出場
アテネ 1906 中間オリンピック
セントルイス 1904 トルコからの出場選手なし
パリ 1900 トルコからの出場選手なし
アテネ 1896 第一回オリンピック
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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:14564 )