宗務庁が発表、断食月の喜捨、今年は6YTL(約570円)以上で
2008年08月29日付 Zaman 紙
宗務庁は神聖な断食月を前にして宗教施設での準備を急ぎ始めた。同庁はまた、今年の喜捨(施し物)は6YTL以上と決定した。
コンヤのムフティー、シュクリュ・オズブーダイ氏は、断食月を年に一度やってくる大切な行事と考えるイスラム教徒は、喜捨によって断食月の準備をすると話す。オズブーダイ氏は今年の断食月は29日間だと述べ、宗務庁が今年は喜捨を6YTL以上と定めたことを明かした。オズブーダイ氏は、裕福な人たちが喜捨の額を増やせば、貧困者をより喜ばせると同時に、喜捨をする人や施し物を提供する人にもより多くの恩恵が与えられると述べた。女性や子供、障害者らが、断食月にもっとモスクへ来られるように努めていると述べるオズブーダイ氏は、わんぱくな子たちが機嫌を損ねないような対策が取られるように、促している。
宗務庁の断食月プログラムによると、宗務庁管轄外のいくつかのモスクでは神学部教員やイマーム・ハティプ高校の宗教文化の教師、退職したイスラム法学者、説教師、イマーム・ハティプらが説教を行う。モスクでは朝と正午と午後に、宗務庁職員やコーラン暗唱者、コーラン・コースの生徒らがコーランの一節を詠唱する。宗務庁職員はリクエストに応じ、地方テレビの宗教番組に参加する。宗務庁が用意したサフル(夜明け前の食事)とイフタール(日没後の食事)用の番組は、各テレビ局に提供される。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
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