イズミルのテペジッキ教育研究病院で1日に13人の赤ちゃんが死亡した。赤ちゃんの死に関して検察は事情聴取を始めた。
エーゲ地方で最も大きな病院のうちのテペジッキ教育研究病院の小児科で赤ちゃんが次々に死亡した。死亡した赤ちゃんは、800から1,200gの未熟児であると判明した。
イズミルにあるテペジッキ教育研究病院の小児科の新生児室で昨夜11時に12人の赤ちゃんの死亡に続いて、今日の夕方さらに1人の赤ちゃんが死亡した。死亡した赤ちゃんの数は13人にのぼり、イズミル検察局も死亡に関する事情聴取を始めた。病院は昨夜死亡した最初の5人の赤ちゃんを問題ないとして遺体を家族に引き渡した。後に相次ぐ死亡の発生を受け、別の7人の赤ちゃんの遺体は、まずは病院で安置され、後にイズミルの墓地局に移送されることが判明した。最後に死亡した赤ちゃんも墓地局に移送される予定とわかった。イズミル保健局の関係者は、赤ちゃんの死亡原因を突き止めるために新生児室と病院から検体を引き取り研究室で分析されると述べた。研究所の結果を待っていると述べた関係者は、厚生省から来た科学チームと調査官が分析をはじめたと述べた。
事件に関する事情聴取を行なう予審検事は、事件が今日の18時にイズミル県警から伝えられ、それまでは何も知らなかったとした。家族に引き渡された5人の赤ちゃんが埋葬されたかどうか調査され、埋葬済みであれば検死のため墓から出す必要があると述べた。
■ 司法関係者に知らされていなかった
イズミルにあるテペジッキ教育研究病院の小児科の新生児室で11時間に12人の赤ちゃんが死亡したことが県保健局に知らされ、県保健局も厚生省に知らせた。しかし、事件が司法機関に本日18時まで伝えられていなかった。事情聴取を行う検事は、この点で怠慢があったとし、これに関しても事情聴取を始める予定であると述べた。
■ 41人の赤ん坊のうち13人が死亡した。
死亡事件が起こった新生児室には、30の保育器と15の新生児用ベットがあったことがわかった。その部所で合計41人の赤ちゃんが治療を受けていて、この中の12人が昨夜8時から今朝7時までに死亡し、13人目の赤ちゃんは今晩の7時半に死亡したと発表された。新生児室でまだ28人の赤ちゃんがいるとされた。このように大きな部所では未熟児たちが1日に6人死亡することはふつうとされ、そのために最初に死亡した5人の遺体が感染を疑われずに家族に引き渡されたとされた。赤ん坊の死亡に続いて新生児室の出入りは禁じられ、隔離に近い措置がとられた。
(後略)
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:14751 )