オズデミル欧州議会議員、エルドアン首相に対話の呼びかけ
2008年09月22日付 Milliyet 紙

欧州議会(AP)の議員であるジェム・オズデミル氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相のメディアに対する態度を、ドイツの歴代首相たちの一人であるヘルムート・コール元首相になぞらえ、対話を呼び掛けた。

オズデミル議員は、エルドアン首相による一部新聞社のボイコットの呼びかけに関して会見を行い、エルドアン首相の態度を、ヘルムート・コール元ドイツ首相のメディアとの同様な争いになぞらえた。同氏はまた以下のように続けた。「コール氏も、ある時期『デル・シュピーゲル』紙に話をしなかった。同紙の記者たちを同行取材させなかった。しかし、これらは正しい行いではない。」

緑の党の共同代表候補であるジェム・オズデミル氏は、以下のように述べた。「時には政治家たちも感情をあらわにすることもある。しかし、この駆け引きは何ももたらさない。やはり、普通の状況で交流し、普通の形で人間関係を形成することや、厳しい意見を避けることに価値があるのです。私はみなさんに、厳しい意見が避けられることや、共同の場で交流が行われることを呼び掛けています。」

■ トルコで、国家は必要なことを行いなさい

デニズフェネリ協会のスキャンダルに関しても、オズデミル氏は以下のように意見を述べた。「ドイツでは法治国が、行うべきことを行っている。望むらくは、トルコでも同じことを。」

同氏は、献金被害者の損害賠償や、同様な事件の再発防止に努める準備を整えているとし、法的な(措置の)過程が政治をもってして補完される必要があることを強調した。

また同氏は、11月に行われる総会において、緑の党の共同代表として選出されることが確実視されている。さらに来年行われるドイツでの総選挙では、連邦議会議員になるため出馬し、バーデン・ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト選挙区で候補者となることが予想されている。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:14752 )