ラファハ通行所を一時再開、リブニ次期首相は和平交渉継続を明言
2008年09月21日付 Al-Ahram 紙

■ パレスチナ人小巡礼者、病人、学生にラファハ通行所を開放
■ オルメルト、今日イスラエル首相を辞任

2008年09月21日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ラファハ:アフマド・サリーム、ガザ、占領下エルサレム、諸通信社】

 エジプトは昨日、ガザ地区からエジプトへ小巡礼(ウムラ)への参加者や病人を入国させるため、ラファハ通行所を再開した。再開は二日間だけの一時的なものである。

再開開始からの数時間、旅客たちはこれといった困難もなく、バスで通行所ロビーに移動した。また、解任されたパレスチナ政府〔=ハマース政府〕の警察官数十人が配備され、バスの運行の監督にあたった。他方、エジプトのムハンマド・ルトゥフィー・マンスール運輸相は陸路国境管理局のムハンマド・アル=ダマルダーシュ局長に対し、パレスチナ人の通行を円滑に進め、人道的配慮が必要なケースについては入国税を免除するよう、指示した。

 占領下エルサレムでは昨日、イスラエルの外相で、カディマ党の新党首であるツィピ・リブニ氏が、パレスチナ・シリア双方と交渉を続けていくことを明言した。イスラエルのイディオット・アハロノート紙は、メレツ党のハイム・オロン党首との会合でリブニ外相が口にした「パレスチナ人との交渉を止めた場合、その代価を支払うことは私にはできない」との発言を報じた。

リブニ外相は長期政権への意欲を示しており、政権にはメレツ党の議員が入閣する見込み。数ヶ月のうちに総選挙を行うことは、最悪の選択肢であると考えてのことである。

 一方で解任された〔ハマース政府の〕イスマーイール・ハニーヤ首相は、「大イスラエルという夢について語ったエフード・オルメルト首相の最近の発言は、シオニズム計画の崩壊の始まりを象徴している」と述べた。この一昨晩の声明でハニーヤ首相はまた、「オルメルトは地獄に落ち、わが政府と抵抗運動とハマースとパレスチナ問題とは、脈々と生き続ける」と述べ、パレスチナの地の上にイスラエルの未来はないと強調した。

 他方、ハマースのハーリド・マシュアル政治局長は、様々なパレスチナ勢力との全体的な相互理解交渉を始める前に、まずはファタハと和解するため、エジプトとアラブ諸国の後援を要請した。

(後略)

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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:14765 )