若者を対象とした意識調査 就職不安がトップ
2008年10月01日付 Milliyet 紙

若者の将来展望は全くよくない。アンカラ大学の行った調査によれば、若者の85%は徐々に世界が悪化していると考えている。経済生活に関する若者の不安は、就職と十分な収入獲得という問題で顕著である。

若者の将来展望を明らかにするため行われた調査は、悲観的な結果を明らかにした。若者の85%は、徐々に世界が悪化していると、68%は世界戦争が勃発すると考えている。婚前交渉に対し肯定的な見方をしている若者の割合は31%である。一方、若者の80%は性的嫌がらせの被害者数が増加したと伝えている。

アンカラ大学保健科学部社会事業学科の教員であるエミネ・オズメテ准教授とアイシェ・セゼン・ベイオール博士が行った「社会の安寧に関わる諸問題における若者の将来展望」という調査に、アンカラ大学、ガーズィー大学、ハジェッテペ大学から、うち女学生168人を含む300人の学生が参加した。

■ 生活条件が厳しくなっている

将来、生活条件がさらに困難になるという意見に、「絶対にそう思う」、または「そう思う」と全学生の84.4%が回答した。将来、世界戦争が勃発すると信じる学生は68%である。

調査を行った専門家たちの考察によれば、若者は社会の健全さに関する諸問題において物質依存とアルコール依存症が蔓延していることについて最も危惧している。社会文化的かつ経済的な生活に関しては、就職不安と十分な収入獲得の不安が目立っている。

■ 婚外交渉に30%の賛成

調査結果の一部については以下の通り:
‐婚外交渉に懐疑的な見方を示さなかった学生の割合は31%、反対学生の割合は55%。

‐若者の36%が学校環境を信用していないと考えている。

‐社会で拠り所のない、貧しい人々の数が増加したと考える若者の割合は88%。

‐若者の76%は社会経済的かつ文化的な観点で、社会が悪化したと考えている。

‐調査参加者の90%は、十分な収入獲得に対する不安が次第に増加していると考えている。

‐就職の可能性が徐々に低下していると考える若者の割合は93%。

‐若者の80%は性的嫌がらせの被害者数が日々増加していると伝えている。

‐職業選択が徐々に難しくなっていると考える若者の割合は80%。

‐国政選挙に関心がないと明らかにした若者は、調査参加者の21%を占めている。

‐若者の71%は社会が不景気に飲み込まれると信じている。

□ 婚外交渉を経験すべきである。
絶対そう思う 13,3%
そう思う 17,7%
分からない 13,7%
そう思わない 14,7%
絶対にそう思わない 40,7%

□職業選択が徐々に難しくなっている。
絶対にそう思う 50,7%
そう思う 39,3%
分からない 5,0%
そう思わない 4,0%
絶対にそう思わない 1,0%

□今日行われている誤りが、将来、好ましくない結果をもたらすことが認知されるべきである。
絶対にそう思う 63% 
そう思う 30% 
分からない 3,3% 
そう思わない 1,3% 
絶対にそう思わない 2,4%

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:14810 )