テロの標的、今度は警官 5人が殉職
2008年10月09日付 Milliyet 紙

アクチュチュンで17人の軍人が犠牲となったテロと同様の事件が、昨日ディヤルバクルで起こった。今回標的となったのは警官だった。警察のマイクロバスを狙ったテロリストらは、5人の警官と1人の職員を殺害した。

ディヤルバクルで昨夜、仕事帰りの警官を乗せた公式ナンバープレート付きのマイクロバスがテロリストに攻撃され、5人の警官とバスの運転手1人が死亡、18人が怪我を負った。負傷者のうち5人は重体。
ヴェダット・ウルさんが運転するマイクロバスは昨日17時半ごろ、ディヤルバクルから10キロ離れたアリ・ガファル・オッカン警察学校で勤務する警官を乗せていたところを、町の入り口にあるアジジイェ区のセイランテペ通りでテロに遭遇した。テロリストらは砲身の長い銃で車を狙撃し、爆発物を投げた。中の警官らは窓ガラスが割れた車から応戦した。
しかしテロリストらは攻撃のあと武器をその場において路地に逃走し、警官のうちアデム・セイフィオールさん、アフメト・クルチアスランさん、ラマザン・タヴシャンジュさんが犠牲となった。運転をしていたヴァダット・ウルさんも死亡した。また18人が怪我をし、ディジレ大学医学部教育研究病院とディヤルバクル市立病院に搬送された。そのうちトゥラン・カラボアさんは救急措置の甲斐なく死亡した。

手榴弾みつかる
テロのあと周囲で警戒態勢がとられる中、事件現場では赤い車で逃走したテロリストが所有していた武器と、不発だった手榴弾が発見された。また爆弾などが仕掛けられていないか調べを行う一方、現場にあった空の弾薬筒などの証拠物を押収。近くにいた目撃者などから二人のテロリストの特徴などを定め、犯人の捜索が始まった。テロリストが逃げ込んだとされる集合住宅地で捜査網が敷かれ、2機のヘリコプターも出動している。関係者によれば、負傷者のうち5人は非常に危険な容態だという。

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:14871 )