マシャーイー副大統領、またしても驚愕発言:「観光は最高の礼拝行為」
2008年10月07日付 E'temad-e Melli 紙

■ 「天使はつねに我が国の領空を飛翔している」
■ 「イランにキュロスが存在したのは、神の配剤」

【政治部】エスファンディヤール・ラヒーム=マシャーイー副大統領には、来た道を戻るつもりはないようだ。彼はここ数週間、問題発言を慎むよう努めていたが、慎みを破って再び問題を引き起こす可能性のある発言を繰り返したのである。

 エスファンディヤール・ラヒーム=マシャーイー氏は最近の発言の中で、観光はイバーダート〔アッラーへの崇拝、宗教儀礼〕の卓越した例であるとして、次のように述べた。「観光産業の戦略的重要性は、雇用創出の点でも、文化的・経済的・社会的見地からも、関係者や国民の間で広く受け入れられている。関係者はそれを一つの戦略として、国民はそれを正当かつ当然の権利として受け取っている」。

〔中略〕

 マシャーイー副大統領は、天使はつねに我が国の領空を飛翔していると述べた上で、次のように付け加えた。「恐れを知らぬすべての勇敢な行為、自らの真の権利を獲得しようとする国民の決然たる意志、これらは天使の存在が与えたもうたバラカ〔恵み〕に他ならない。それ故、観光の分野で得た成功は文化遺産観光庁の長官のお陰でも、次官らの活躍のお陰でもない。その成就は神の約束に他ならないのである」。

 彼の話によると、観光は世界の人々をお互いに近付ける、最高のイバーダートであり、世界人類の究極目標は関係の近しさと深さにある。イラン人は彼らが抱いている信条と道理、そして壮大な理念によって、この分野における先駆者となるだろう。

 ラヒーム=マシャーイー副大統領は、観光の発展は礼拝や断食に類するものであるとして、次のように述べた。「幸い、政府は決然と、また真剣にこの分野において歩みを進めており、可能性に満ちた市場に向かって動いている。そこに何らの障害もない」。

 副大統領は、思考の公正さは経済的な公正さよりもはるかに重要だと強調したうえで、さらに「神はイラン国民を選んだ。キュロス王がイランに存在したのは偶然ではなく、神の配剤であり、観光によってイランの真理と真実が世界に示されることが定められているのだと、私は信じている」と付け加えた。

〔後略〕

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:14884 )