■ エジプト株価指数が二日続けて7%後退、外国人投資家の売りは実質2億6400万エジプト・ポンド
2008年10月09日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
エジプト証券取引所での昨日の取引では、トレーダー、特に外国人投資家からの売りの殺到が続いた。エジプトの株価指数CASE30は二日連続で7%後退し、一昨日と比べて418.25ポイント下げた5478.55ポイントで取引を終了した。
特に外国人投資家が主要株を投売りした結果、同指数は昨日の取引半ばでおよそ14%下げ、実質2億6400万エジプト・ポンド分が売られた。多くの株で取引可能な5%というラインを超えたため、取引が停止された。
その後すぐに指数は持ち直し、取引終了まで上昇を続けたため、損失の多くは取り戻され、およそ6%上昇した。というのは、エジプトやアラブ諸国の投資家の多くが再び買いへと向かったからである。いくつかの投資ファンドが大きな買いに出たこともあり、エジプト人投資家による買いの総額は2億5000万エジプト・ポンドに達した。これに先立って、多くの上場企業が自社株の買い戻しを行うと発表したり、株式を保有している投資家に配当金を出すと公表したりといった、前向きな情報が流れた。
エジプト株式市場の月例報告書は、先月の損失は720億エジプト・ポンドに留まったと指摘した。損失のほとんどは先月の後半に、世界的な金融危機の影響を受けて生じたものだ。先日の取引では取引額が増大して10億エジプト・ポンドを超え、取引された株の量は8100万株、取引の数は3700に達した。
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( 翻訳者:梅原春奈 )
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