イランの対外債務、14億ドル増加:英「エコノミスト」が発表
2008年10月14日付 E'temad-e Melli 紙
【経済部】「エコノミスト」情報局は最新の報告の中で、今年度のイランの対外債務が14億ドル増の224億ドルに達すると発表した。
このような予測の一方で、中央銀行は以前、昨年度末〔2008年3月下旬〕のイランの対外債務を286億4700万ドルと発表しており、もしそうであるならば、「エコノミスト」の予測は対外債務の増加を意味しないことになる。
中央銀行はイラン暦86年(西暦2007-2008)の経済指数に関する発表の中で、この債務のうち98億9100万ドル分が短期債務、187億5600万ドル分が中長期債務からなっていると表明していた。
この発表によると、今年度は138億7300万ドルの対外債務が満期を迎え、来年度も30億5千万ドルとなる見込みだという。さらに、イラン暦1389年(西暦2010-2011)にイランの対外債務で満期を迎える額は約26億7千万ドルに、その翌年は22億1千万ドルとなると予測されている。
しかし昨年度の債務額が286億ドルであるとの中央銀行の発表とは別に、エコノミスト情報局はその額を210億ドルと見積もっていた。そして今回、同局は以前の予想を変更して、今年度のイランの対外債務額が14億ドル増加すると発表したのである。
エコノミスト経済局は9月の報告の中で、昨年度のイランの対外債務を210億ドルと見積もり、この額は今年度14億ドル増加して、総額224億ドルに達すると予想した。この数字はイランの国内総生産の6.8パーセントにあたる。
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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:14938 )