同性愛者、差別撤廃訴え国民議会で要人との面会求めるも、許可されず
2008年10月23日付 Radikal 紙

「平等な市民」であることを憲法で保障されるよう望んでいる同性愛者たちは、キョクサル・トプタン国会議長、エルドアン首相、トルコ大国民議会人権委員会ザフェル・ウスキュル委員長、憲法委員会ブルハン・クズ委員長と一部議員に面会を要求したが、良い返事は得られなかった。議会へやって来た同性愛者の団体は中へと入れなかったが、3人代表者は基本的要求を含んだ嘆願書を議会嘆願書審議会に提出した。

LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスセクシャル・トランスベスタイト)権利プラットフォームメンバーである同性愛者たちが、平等な市民であることが憲法で保障されることと、これに伴った憲法改正という2つの要求を提出するため、キョクサル・トプタン国会議長、エルドアン首相、トルコ大国民議会人権委員会ザフェル・ウスキュル委員長、憲法委員会ブルハン・クズ委員長と一部議員に面会を要求した。同性愛者たちは良い返事を得られず、議会のディキメン門へと来たものの中へ入る許可を得られなかった。

同性愛者たちへの唯一の支持者は、議会の門へと来た民主市民党(DTP)イスタンブル選出国会議員のセバハット・トゥンジェルだった。同性愛者たちは議会の門の前で声明を読む中、「トルコ共和国の市民であるレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスセクシャル(性転換者)、トランスベスタイト(服装倒錯者)は個人として平等な市民であることを憲法で保障されることを要求します。私たちに関する判決が、裁判官の指導にとどまらず、教育、家庭、職業、居住のような人権上の問題に関して他の市民と同等の権利を有することへの保障を要求します」と述べた。

ムラタン・ムンガン、セゼン・アクス、キュチュク・イスケンデル、バスクン・オランといった世間で知られている人々の署名もあるこの要求が何度も議題に持ち上がったことを述べ、「政府からの返事は『社会はこのことに対しまだ準備ができていない』『同性愛者たちにとって問題はない、法では平等が存在している』の繰り返しである。ラムダイスタンブル(LGBTの組織)について地方裁判所が下した組織解散の判決は、我々の権利が保障されていないという最も具体的な証拠です。このため法の平等が明記されている条項に「性的嗜好」と「性別」の考えを加えることを要求します」という見解を示した。

声明が読まれた後、LGBT権利プラットフォームから3人が、要求を含んだ5千人の署名が書かれた嘆願書を議会嘆願書審議会に提出した。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:14967 )