宗務長官、少女への性的嫌がらせ事件へ苦言、宗教的な敬虔さの議論にすり替えてはならない
2008年11月06日付 Zaman 紙
最近、議題を騒がせている「少女への性的嫌がらせ」についての議論に、宗務庁長官も加わった。
ヴァンで開催された県代表ムフティー会議で、アリ・バルダクオール宗務庁長官は、社会的良心を損なわせる非道徳的行為について触れ、宗教が不当に性的過ちに利用されていると述べた。バルダクオール長官は「慎み深く、高潔であること、そして人の所有物や名誉を切望しないことは人間としての責務である。この領域での過ちは、敬虔な人だけでなく、いかなる人にも相応しくない深刻な恥である」と述べた。また、人が自身をどう格付けしたとしても、いかなる人もこのような人々を擁護、支持してはならないと強調した。恥ずべき行動をとった人の身元、宗教的見解、そして宗派は重要ではないと述べ、次のように続けた。
「私たちが皆で過ちを非難できることが重要なのだ。基本的な人間的、道徳的価値に反し、社会的良心を損なわせる行動は、いかなる人によっても機会ととらえられてはならない。従って最近、世論を騒がす性的嫌がらせ事件を皆で一緒に非難しなければならないし、問題を宗教や宗教的な敬虔さの議論にすり替えるべきではない。世論が非道徳的行為に示した共通の反発、そして憤りに心から共感する」
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( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:15065 )