44頭の羊を屠って祝ったヴァンの人―祝・44代米大統領にオバマ当選
2008年11月09日付 Radikal 紙
アメリカ合衆国次期大統領オバマ氏の当選を全世界が喜んでいる。ヴァンのチャヴシュテペ村人たちもアメリカ合衆国の第44次大統領にちなんで44頭のクルバン(犠牲獣)を捧げて祝った。
ヴァンのギュルプナル郡チャヴシュテペ村住民が、アメリカ合衆国の第44代大統領に当選したオバマ氏のために44頭のクルバンを屠り、ドラムとトランペットの調子に合わせハライ(踊り)が披露された。捧げられたクルバンの血をオバマ氏のポスターに塗りつけていた村民らは、片目が青く、もう一方の目が黄色いヴァン猫をホワイトハウスへ贈る準備もすすめているという。
正道党(DYP)から以前に国会議員に立候補した経験を持つアブデュルケリム・クラズ氏は、大統領に選ばれたオバマ氏の栄光を祝い、自身の敬意を表するために44頭の犠牲獣を捧げた、と村を代表して述べた。同氏は「44頭のクルバンをオバマ氏のアメリカ合衆国第44次大統領当選を祝って捧げました。トルコ国民が当初から親愛なるオバマ氏を応援していることが、彼に対する敬意をいや増すことになりました」と語った。
ヴァンのギュルプナル郡チャヴシュテペ村のある庭に集まった50名近くの村人は「君こそが真の英雄」、「オバマ、ヴァン県民は君を愛している」、「あなたは同朋」、そして「君を愛している」と書かれたプラカードを手にとった。購入された犠牲獣が祝典場所に持ち込まれ、開始された祝賀は、プラカードを手にし、ドラムとトランペットの調子に合わせたハライとともに続いた。そしてクルバンの血がオバマ氏の写真に塗られた。
■ 「平和のために尽力されることを望みます」
チャヴシュテペ村を代表して話したアブデュルケリム・クラズ氏は、オバマ氏の大統領選で多大な幸福を感じていると明らかにしつつ以下のように述べた。
「バラク・オバマ氏がアメリカ大統領として選ばれたのは、世界中で生じている民主主義の動きの明白な証拠だ。彼の当選は、全世界で普通の生活の基準が変わり、そして人種や肌色の違いに終止符を打つということの証拠でもある。貧しい家庭の子として生まれたにもかかわらず、努力と意志の強い人となりこの困難に打ち勝ち、アメリカ合衆国に大統領を選出された親愛なるオバマ氏の栄光を祝い、彼に対する愛情を表すため、44頭のクルバンを屠った。トルコ国民が当初から親愛なるオバマ氏を応援していることが、彼に対する敬意をいや増すことになりました。願わくば、世界の友愛のため、戦争や混沌のない平和環境のために、親愛なるオバマ氏が力を尽くされるように。このため彼を祝福します。再度そしてアメリカ合衆国と世界の名の下に彼の大統領任期が平和と希望に満ちた日々として過ぎることをお祈りしている。」
同氏はまた、世界的に有名な片目が青くもう片方の目が黄色いヴァン猫をアメリカ合衆国次期大統領バラク・オバマ氏に贈ることを述べた。儀式は招待客に振舞われた食事でおひらきとなった。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:15085 )