アレヴィー派の人々、アンカラ・スヒイェ広場を埋める
2008年11月10日付 Milliyet 紙

アレヴィー派の人々が、今回初めて彼らの要求を発言するために集った。アレヴィー・ベクタシ連盟の主導で、必修宗教科目の廃止やジェムエヴィの礼拝所認定、宗務庁の廃止、スィヴァス虐殺(事件)が起きたマドゥマク・ホテル[の場所]が博物館とされること、そしてアレヴィー派居住の村でのモスク建設反対といった要求を掲げて行われた『アレヴィー派大規模デモ行進』は、アンカラでの『国民平等』集会で終了した。

スヒイェ広場での大規模集会では、公正発展党(AKP)の『[一部]アレヴィー派との関係取り結び』が非難され、ジェムエヴィの建設計画に否定的な政党には投票しないことが公言された。

■ 諸政党からの支持

トルコの各地からアンカラにやって来た市民たちは、朝早い時間からアンカラ駅に集い始めた。この集団は、ここから会合が行われるスヒイェ広場まで行進した。

共和人民党(CHP)や民主左派党(DSP)、民主市民党(DTP)、自由団結党(ÖDP)そしてトルコ労働党(EMEP)らも支援した会合で挨拶を行ったアレヴィー・ベクタシ連盟代表のアリ・バルクズ氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が「ジェムエヴィはどんちゃん騒ぎの場だ」と例えてとても無礼をはたらいたと発言した。

軍組織と国家機関でアレヴィー派の人々に対し差別が行われていると述べたバルクズ代表は、[自身アレヴィーで]AKP[から国会議員になった]レハ・チャムルオール氏の主導で始められた『[一部]アレヴィー派との関係取り結び』をも批判した。同代表は、「[政府に]嘆願する時代は終わった、広場で[要求を口にする]時代が幕を開けたのだ」と話した。

■ 10万人のアナウンス

ハジ・ベクタシ修道所のシャイフであるヴェリイェッティン・ウルソイ氏も、正直な要望をもって集ったと述べ、「われわれが望むことは[法の下の平等を規定する]憲法の第10条にある」と話した。

ピール・スルタン・アブダル文化協会(PSAKD)のフェヴジ・ギュムッシュ代表は、マドゥマクの博物館化への要求が反対されたとし、以下のように述べた。「なぜなら[自分たちを]写し出す博物館を見たとき、自らの守旧的な顔を見ることになるからです。カルバラーで[第4代カリフのアリーの息子]フサインの水を断ったのも、こうした連中です。このカスムパシャ出身の貴顕[エルドアン首相のこと]は何と言っていますか?『好きになるか、出て行くか』と言っている。あなた方が耐え忍ぶか、もしくは去るかでしょう。さらにどこに行くのでしょうか、アメリカへ、[そう]フェトゥッラー(・ギュレン)のもとへ。」

檀上からは、警察の無線機から会合に参加した人々の数が10万人にも上ったとアナウンスされたことが伝えられた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:15094 )