対ギリシャ住民交換がなかったら、今の国民国家トルコはなかった
2008年11月11日付 Milliyet 紙

国防大臣ヴェジュディ・ギョニュル氏は、トルコが国民国家としての特徴を獲得するにおいて、住民交換が非常に重要だったと強調し、「今日もしエーゲ海地域にギリシャ系住民が(暮らし)続けたなら、またトルコ各地にアルメニア人が暮らし続けていたなら、今日(トルコは)今のような国民国家になりえたでしょうか?」と問うた。

EU各国の国防大臣が集うトロイカス会議のためブリュッセルを訪れたギョニュル氏は、トルコ大使館で行われたアタテュルク追悼式典で演説を行った。
ギョニュル氏は、国民国家形成のためスルタン・カリフ制を廃止したアタテュルクの偉業のうち、「今日あまり言及されることはないが非常に重要なもの」の一つがトルコ-ギリシャの住民交換であるとし、以下のように語った:
「今日もしエーゲ海地域にギリシャ人が暮らし続け、トルコ各地にアルメニア人が暮らし続けたならば、今日トルコは今と同じような国民国家たりえたでしょうか?現在でも南東アナトリアで行われている闘いにおいて、この「国家樹立」の際に自分たちは不当に扱われたと考える人々の参加を、特に強制移住を理由に被害者であると考える人々の参加を我々は断つことができないのです」

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:15101 )