密輸やテロ事件で知られるイラン国境サライ郡に女性の郡長官が赴任
2008年11月18日付 Milliyet 紙

密輸やテロ事件で話題となる、23の村からなり人口21,000人を抱えるイラン国境のサライ郡に初の女性郡長官が任命された。

郡長官メラル・デミルバシュ氏(28歳)は、執務室で公的な職務を終えた後の残った時間を、商人や市民のために充てている。デミルバシュ氏は、コーヒー店に座ってお茶を飲む一方で、地域住民の悩みを聞いている。

デミルバシュ氏は、自身が望んでサライ郡の国境地帯に赴任したため、イランでのいくつかの会談にも出席したと言う。赴任したばかりの頃に訪れたイランの訪問団が女性である自分に驚いたことがあったが、しばらくすると慣れてくれたと話した。同氏は、夫のヒュセイン・デミルバシュ氏もまた、サライから30km離れたオザルプ郡の郡長官に任命されたことを明らかにし、女性郡長官がサライ郡で任務を始めたことが、サライ郡の女性達にとって「革命」的であったことを明らかにした。デミルバシュ氏は次のように述べた。

■悩みを語ることができる
「ここへ来るとき不安を感じませんでしたし、私が女性であることは私にとって有利になっていると言えます。なぜなら市民とのコミュニケーションがより向上したからです。ここでは女性に関する問題を語ることが難しかったのですが、この問題も解決されました」

デミルバシュ氏は、サライ郡では多くの女性達が読み書きできないこと、そして「母娘学校」キャンペーンという枠組みの中で50人の男性と402人の女性が読み書き学校に参加していると述べ、「一部の男性がやって来て、妻の様子を聞いてきます。このことは私たちを特に喜ばせています」と述べた。

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( 翻訳者:茂木あゆみ )
( 記事ID:15149 )