雨と交通事故でイスタンブルは麻痺状態
2008年11月19日付 Hurriyet 紙

機械部品を運搬するTIRトレーラーがバージュラルにあるマフムートベイ高架橋で雨のためコントロールを失い、イスタンブルの交通は大混乱した。

トレーラー(貨物)部分がガードレールに引っ掛ったTIR(訳注1)トレーラーの事故とセイランテペ高架橋での玉突き事故、さらに多くの車の衝突事故が加わり、イスタンブルの交通は何時間もマヒ状態となった。

バージュラルにあるマフムートベイ高架橋で雨のためコントロールを失い、トレーラー部分がガードレールに引っ掛ったTIRトレーラーの事故とセイランテペ高架橋の玉突き事故、そしてその他多くの衝突事故により、イスタンブルの交通は何時間もマヒ状態となった。

機械部品を運搬していたアイハン・デリンデレ氏は、昨日11月18日午前5時30分にO-2高速道路上のマフムートベイ高架橋で、TIRトレーラーのハンドル操作を誤った。TIRトレーラーは前を走っていたバイラム・オンジュ氏(60)が運転するトラックに衝突した。TIRトレーラーは高さ50メートルの高架橋の鉄のガードレールをバラバラにし、トレーラーに積載していた機械部品の重さのため、運転席部分が宙吊りの状態となり、トレーラー部分が道路に残された状態となった。駆け付けた人々はTIRトレーラーの運転席部分の窓ガラスを割り、負傷したアイハン・デリンデレ氏を車内から引き出した。

イスタンブルのその他の地区でも交通は大混乱となり、ドライバーたちは緊急車両用の路肩車線にまで入り込んだ。その結果、交通警官らは事故現場になかなか到達できず、また事故に巻き込まれた車は大幅に遅れた。次々と誘発されたトラブルのため多くの人々が、仕事や学校に遅刻した。コズヤタウ‐アタテュルク空港間が3時間半かかり、午前中の飛行機に乗り遅れる人々も出た。

訳注1:道路走行車両による貨物の国際運送を容易にするため締結された国際道路輸送(TIR)協定に基づき行われる国際運送のこと。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:15159 )