バルダクオール宗務長官、「モスクは社会を包み込む空間であって欲しい」
2008年11月20日付 Yeni Safak 紙

バルダクオール宗務長官は、約5000人が礼拝すると同時に、文化活動も行われるモスクの着工式典で演説し、モスクが社会を包み込む空間であることを望んだ。

宗務庁の敷地内に建設予定のモスクの基礎が、クルアーンと祈りの言葉とともに打たれた。着工式典には、国務大臣兼副首相のジェミル・チチェキ氏、国務大臣サイド・ヤズジュオール氏、公正発展党副党首アブデュルカーディル・アクス氏、アンカラ広域市長メリフ・ギョクチェキ氏も参加した。着工式ではコジャテペ・モスクのイマーム(導師)、イスマイル・ジョシャル氏がクルアーンを詠んだ。

■近代的なデザインのモスク

アリ・バルダクオール宗務庁長官は、モスクは人々を巡り合わせ、ひとつにまとめる平穏な空間であると述べ、モスクで社会全体を包み込む宗務が行われる重要性を指摘した。モスク建築には美が重要であると強調したバルダクオール長官は、「我々の祖先から受け継がれてきた貴重な建築的傑作に適した作品を、社会にもたらす必要があります。互いの繰り返しであり、建築的視点から我々を恥ずかしめる作品ではなく、真に誇りに思い、後世にプライドをもって遺せるようなすばらしい建築作品を作りたいと思っている」と述べた。

バルダクオール長官は、モスク周辺に建設予定の文化・会議・教育センターとともに、宗務庁が大学のキャンパスのようになると説明した。着工されたモスクは、3000万新トルコリラ(約17億9000万円)の費用がかかる予定だ。

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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:15162 )