トルコ警察、世界的悪名高い4人のハッカー逮捕で受賞
2008年11月21日付 Zaman 紙

世界的に有名な4人のハッカーを逮捕することに成功したトルコ警察は、サイバー犯罪分野において最も権威ある賞を獲得した。2008年サイバー犯罪阻止賞は密輸および組織犯罪対策局(KOM)局長へ授与された。

米連邦捜査局(FBI)が世界で最も悪名高いハッカーとみなしていたウクライナ人のマクシム・ヤストレムスキー、「セガテ」というニックネームを使用していたエルジャン・フンドゥクオール、「トラウマ」というあだ名のネフィック・A教授、そして「エナジャイザー」というあだ名のメティン・Cを逮捕したトルコ警察の手柄は国際的に知れ渡った。サイバー犯罪分野におけるこの手柄によって、その本部がアメリカにある国際サイバー犯罪科学・教育団体(NCFTA)の賞をトルコ警察は受賞した。表彰式は、サンディエゴで開催されていた「デジタル・フィス・ネット会議」で行なわれた。警察庁情報科学犯罪システム局においてハッカー取り締まりを行っていた警察対策チームのチーフも、この国際会議の場で、偽のATM/BTMシステムでもってウイルスを作成していた「チャオ」というニックネームのチャアタイ・エヴヤパンを逮捕した作戦に関して話を行なった。

アメリカとウクライナが躍起になって探していたマクシム・ヤストレムスキーは、2007年7月26日にアンタリヤで実施された、「シークレットコード」作戦で逮捕された。ケメルの五つ星ホテルで逮捕されたウクライナ人ハッカーのヤストレムスキーのパソコンには64カ国、80,000人のクレジットカードの情報が入っていた。アメリカは、アメリカ人でないにもかかわらず、指名手配をして探していたのヤストレムスキーの身柄引き渡しを望んだ。「セガテ」というニックネームのエルジャン・フンドゥクオール、「トラウマ」のネフィック・A、「エナジャイザー」であるメティン・Cも「仮想地震コード」作戦で逮捕された。フンドゥクオールのパソコンからは100万人のクレジットカードの情報が出てきた。「チャオ」という名のチャアタイ・エヴヤパンも4年間追跡された後、トゥズラにおける高級別荘で逮捕された。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:15166 )