コードネームは「オスマンはいる?」 イスタンブルで変質者                  
2008年11月26日付 Hurriyet 紙

イスタンブルのギュネシュリ地区、イェニボスナ地区、シリネヴェル地区で、子ども19人、年配者3人を含む22人に暴行、嫌がらせをした変質者はまだ逮捕されていないが、このことが地区住民らを不安にしている。これに加え、街角にモンタージュ写真が掲示されるようになり、地区の緊張は日ごとに高まっている。

あごひげをはやし、長身であることがわかっている変質者は、25~30歳前後。被害者らの供述によれば,変質者は決まって午後に現れる。変質者は子どもを恐喝するためナイフを用い、事前に調べをつけておいた建物に来て、手当たり次第にドアベルを押している。そしてインターフォンで「オスマンはいますか?」といつも同じデタラメを口にしている。

地区住民らは街角で目にするようになったモンタージュ写真に不安を感じており、子どもを一人にしないように努め、さらに町の商店では常に外に目を配っている。

この地区に住む家族は、しばらくの間子どもたちを自分たちで学校に送っている。スクールバスをも信頼できなくなっている人々もいる。変質者が現れる地区で美容室を経営しているバイラム・ブルト氏は、美容室に来る顧客や周辺住民らが、何日も事件の話をしていると語っている。ブルト氏によれば、現段階では、モンタージュ写真を店の窓ガラスに掲示することしか出来ないという。
同地区でレストラン業を営むズィヤ・アスラン氏は、目下のところ、変質者逮捕のニュースを住民一堂待ち望んでいると語っている。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:15195 )