アフマディーネジャード大統領「石油価格が5ドルになっても国の運営には問題はない」
2008年11月24日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】大統領は「石油価格の下落はイラン経済に甚大な影響を与えるだろうなどと主張している者がいるが、すでに対策は練られており、そのような主張とは反対に、この問題は我が国の経済にはほとんど何の影響もないだろう。特に現在行われている経済改革計画〔※補助金をカットしその分を直接国民に給付するなどの経済対策を指す〕によって、石油価格の下落が我が国経済にもたらす負の影響は消えてなくなるはずだ」と語った。

 イラン国営通信の報道によると、昨朝第15回プレス展示会を視察したマフムード・アフマディーネジャード大統領は記者団を前に、「われわれには、〔石油価格が〕9ドルだった頃に国を運営してきたという経験がある。今日、宮殿に居を構えている強権的列強の一部指導者たちは、石油価格の下落によってイラン経済は危機に陥るなどと想像しているが、世界的な金融・経済危機はイラン経済に何ら影響を与えていないのと同様に、石油価格の下落も我が国経済にさほどの影響を与えるものではない」と述べた。

 大統領はまた、「石油の売値が8ドル、さらには5ドルになったとしても、われわれは国を運営することができる」と述べた上で、「イラン経済は内発的経済であり、それゆえ石油価格の下落もイラン経済に大きな影響を与えることはない。また、われわれは十分な量の外貨準備によって支えられている」と指摘した。

〔後略〕

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:15198 )