トプカプ宮殿の城壁の周囲にあった13棟の建築物が「スルタンの城壁」計画のもとで撤去された。その現場を見守ったエミニョニュ区長ネブザット・エル氏は「城壁の周囲にあるこのような好ましくない建設を除きたかった。ギュルハーネ公園でも以前このような美化がおこなわれた。歴史的な城壁をより素晴らしい状態とするよう務めている」と述べた。エミニョニュ区の作業チームは、昨日の午前9時にジャンクルタラン地区のイスハク・パシャ坂にあった建物13棟を撤去した。
■ 「ここはきれいになる」
ネブザット・エル区長は、イスハク・パシャ邸(ホテル)の所有者らと裁判になったことを明らかにし、「この邸宅も撤去するつもりだ。ここはきれいになる。彼らは城壁に穴を開けて自分たちで窓を作ったのだ。」と語った。
また撤去された建物の所有者を不当に扱わず、借家人たちにも全ての点で支援したとし、「今日までで2万新トルコリラ(約1億2千万円)の支出になった」と語った。
エル区長は、今後は観光客向けのバスはスルタン・アフメト広場には行けなくなると述べ、次のように続けた。「ジャンクルタラン・サッカー場を駐車場にすることで、この問題を解決した。観光客向けのバスをそこに駐車してから、観光客はミニバスでスルタン・アフメト広場に移動することになるだろう。近いうちにこの計画も実行に移すつもりだ。」
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( 翻訳者:松岡聡美 )
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